私の衝動的挑戦

私は極度の飽き性だ。

何事も三年以上続かない。

中学、高校でさえも2年の頃不登校に。

その後は卒業可能な出席日数のために通学する日々。

部活や習い事は勿論、成人してからの趣味や

資格取得の勉強、仕事でさえ続かない。

ふと、どこかの記事で読んだ精神科医の話を思い出した。

うつ病患者は唐突に現れる焦りと何か新しい物を始めようとする挑戦が顕著に出る。

そして、大抵の場合それは続かず、

趣味道具や資格取得のための支払いが残って終わるのだ。

その記事を読んで今までのことが腑に落ちた。

そんなことを私はこれまでたくさん繰り返してきたのだ。

だから、何か始めたくなる衝動があっても一度踏み留まるようにしている。

それに加えて、私は始める前に道具やそれに関する情報を衝動的に大量に集める癖があるので

始めてからが退屈になってしまうのだ。

正直、調べている時が一番楽しい。

お金もかからないし、想像力を膨らませ

あれもしたい、これもしたいとメモに書き連ねる。

これらか実行されることはなくとも

その時間が大好きなのだ。

友人や家族には理解されないが。

私が今こんな物に興味があるんだと話すと、

「そんなに調べているなら始めてみたらいいのに」

大抵そう返ってくる。

違う、始めたら終わってしまう。

だから、始められないのだ。

そんな気持ちは誰も理解してくれない。

彼らの訳がわからないと言った表情で、言葉で傷つく。

理解されたいという感情はなくとも

いざ、面と向かってやられると潜在意識的に

存在する私の承認欲求達が傷つくのだ。

だから、私は殻に閉じ籠るようになった。

自分の気持ちや考えを評価されたくない。

そんな当たり前の感情が今の世界には理解されないのだ。

SNSで考えを書き込むと

それを見た何も知らない人々が評価し

その数で影響力が増す。

軽い気持ちで書いたものが一晩で全ての人に

監視され、非難され、称賛される。

現在では世界中の人と繋がれる機会があるが、

そうゆうものがあればあるほど、

私の孤独感は深まるばかりだ。

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