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JBCC 準優勝チームの裏話【2021年】

こんにちは。方向性迷子中のITフリーランスのにしぐちです。

2021年10月17日、JBCC(日本ビジネススクール・ケース・コンペティション)にて、
私を含む白井チーム(改め、「夢を、もっと夢を!」チーム)が準優勝することができました。

せっかくなので、気持ちが高ぶっているうちに、つれづれと時系列順に書いていこうと思います。

発表時間は1時間にも満たない短い時間でしたが、その発表がどのようにして作られていったのか。
読んでいる方にも追体験できればと思っています。長いです。

2021年7月 チーム結成と予選資料

グロービス名古屋校の同期の岡本さんに急に「JBCCやらない?」とLINEで誘われて、2つ返事で「イイヨー」と返しました。

学生生活も残り半年となっていたにもかかわらず、学校の授業で学んだことがイマイチ身についている気がせず、少し焦っていたところもありました。
実践的に学習したものを体得したかったからです。

私が合流したときは、グロービス名古屋校20期生の4人(白井さん、山上さん、岡本さん、私)の4人でした。
あと一人、数字に強そうな人を呼びたいねっていう話になり、何人かに声を掛けましたが、最終的に岡本さんがZoom交流会で吉田さんに公開ナンパ成功。無事5人になりました。

もともと、うっすら交流がある程度のメンバーで集まりましたが、結果として、「メンバー誰一人、欠けてはいけない。
この5人じゃないと作れなかった」くらいに、それぞれの個性がお互いを補い、チームワークを発揮できるチームになりました。

リーダーをしてくれた白井さんは特に頭のキレる人で、そしてみんな数字に強く、頭もよく、ケースを読み解いていく過程、実はみんなの読解力の凄さに驚きました。

「何も貢献できてない。このチームで私は何ができるだろう」とずっと考えていました。

※初めは自信がなかったですが、今は『メンバー全員個性強すぎて、私がいなかったらまとまらなかっただろうなぁ』と思っています。笑

それぞれが、自分が気づいたタイミングでリーダーシップを発揮していて、「このチーム、なんかすごいぞ」と思いました。

予選資料の提出は、〆切3分前くらいで超ギリギリ。
提出する手も震えました。

いいメンバーに恵まれたなあ
JBCCいい思い出ができたな

さ、学業に戻ろうか~

と、「どうせやるなら優勝目指そ?」と白井さんにはじめに言われて合意した言葉も頭から消えつつ、(ごめん)
予選資料提出から、本選結果発表までは、JBCCのことを完全に忘れてました。

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2021年9月 本選資料作成

予選通過の結果が着て、かなり驚いたとともに、もう終わった気でいたので、そのモチベーションを戻すのに苦労しました。
このモチベーションを戻すのは私だけでなく、メンバーみんな大変でした。
予選の時期と違い、みんな予定もガッツリ入っていたからです。

本選となると、プランに実現可能性が求められます。
絵にかいた餅を本物の餅にするために、足りない知見を外から集めることにしました。
特に、プレゼン先と設定したベンチャーキャピタル目線です。

知人をたどり、何人かにヒアリングをした時点で、自チームが描いた戦略と出資戦略が180度異なっていることに気づき、
「なんでベンチャーキャピタル向けって書いたんや…」と後悔しました。
※ここを深堀すると、5時間くらい話しちゃいそうなので、割愛します。

この辺りで、気持ちに変化がありました。

いろんな人からアドバイスをいただき、応援されることで、自分だけのモチベーションで動いていたはずが、チームメンバー以外の、皆からの期待を背負って走り始めていました。

「みんなに恩返しをするために、何が何でも、なにか持って帰りたい」

とにかく、人生で一番頑張りました。
JBCC以外のことはホントに何も出来てないくらい、みんな集中して、やりました。
最後の方は「全力でやりきるしかない。」と、それしか考えていませんでした。

本選資料は、〆切2分前に提出しました。
また手が震えてました。

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2021年10月 プレゼン準備

フリーランスだし、せっかくだし顔売っとくか、ということで、プレゼンに立候補しました。
下心もありましたが、役割分担として、多分自分が適切だろうなと思ったからです。

ここまでくると他メンバーのケースに対する知識量も凄くなっていて、特に吉田さんは、ずっと技術論文ばかり読んでいて、「本業は学者ですか?」と、もう何の仕事をしている人か分からないくらいディープな人になっていました。笑

私は理系メンバーの方々の難しい言葉を何とか理解して、それを分かりやすく伝える方に集中しました。

時間もないので、精度が10%もない状態でプレゼン練習をしながら、まわりに意見をもらい、カンペの精度をあげていきました。

先輩にプレゼン発表を聞いてもらったときには、資料の完成度も低く、中身のないページばかりで、カンペすらない状態で即興で読みました。

※少し話は逸れますが、そのときは誰が読むか決めておらず、私が発表者をアミダを作り、「アミダで決めよう」と言って自分で爆弾を引いてしまうということをやらかしました。自分で落とし穴を掘って、自分で落ちに行くようなものです。

即興プレゼンで
先輩は「???」となりながら聞いてくださったのを覚えています。
本当はもっと精度を上げた状態でお見せしたかったと思ったのですが、結果として、この進め方でよかったと感じました。

色んな人に???という戸惑いと、優しさを頂きながら、カンペと質疑対応の準備をしました。
本当はもっといいものを作ってからお見せしたかったという、自分のプライドや、失敗したくない願望は、必死過ぎて消えていました。

も~~~やりきるしかないぞ~~と、今出来ることに集中していました。

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2021年10月17日 本選当日

グロービス名古屋校に、集まれるメンバーだけ集まりました。
みんなで朝はスタバで集合し、それぞれプレゼンと質疑対応準備をしました。

こんなにオンラインでは毎日話していたのに、実際会うのは初めての方ばかりで、ソワソワしてました。みんな大きかったです。

「気合い、入れとく?」

広い教室でそれぞれ緊張の中さまよっていたいたのですが、メンバー1人の声掛けで、円陣も組みました。生まれてこの方初めての円陣です。

「やるぞー!おー!」と青春めいた声掛けをして、セミファイナルの準備のために席に着きました。

円陣をしても緊張はとれませんでしたが、覚悟はできた気がしました。


セミファイナルは4チーム中、3番目。
他チームが発表している様子を見て、「こんなかんじか~」と少しだけ緊張がほぐれました。
でもお腹は下し始めていました。

セミファイナルが終わった頃に、
急にリーダーの白井さんの集中スイッチが入りだし、教室中のホワイトボードを使って、質疑応答のキーメッセージを書きだし始めました。

1つのテーブルを、ホワイトボードが囲い込むという、ATフィールドのような状態になり、シュールでした。

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ちなみにこのホワイトボードは、本選の質疑応答ですごく役立ちました。
来ると想定していた質問はホワイトボードに整理されていたので、ホワイトボードを読んでただけのこともありました。

グランドファイナルは5チーム中4番目。
あと名古屋校のチャイムが割り込んでこない時間帯で、本当にありがたかったです。
あと本選のプレゼン発表時は、途中クラクラして倒れそうでした。

発表中は私の緊張をほぐしてもらうために、メンバーには「喋ってるとき、ウンウンって定期的に頷いて!」と言っていました。心細かったからです。

でもこの時はメンバーの空気を感じることもできず、ただただ自分との戦いだったような気がしました。

残り4分。終わりになるにつれ、少しずつ気持ちに余裕が出てきました。

早く発表が終わると質疑応答の時間が伸びやすいので、できるだけ時間ピッタリにするために、最後はゆっくり読みました。

そんなこんなで、準優勝をいただきました。
ここまでくると優勝をもぎとり、名古屋校にトロフィーを飾れなかったことが悔しいです。
審査員さんからの指摘はごもっともで、大きな課題として、チームメンバーそれぞれにずっしりとのしかかりました。

「夢を、もっと夢を!」というチーム名をいただきました。ぐぅ~

忘れられない思い出になりました。
家に帰ってからもテンションが高く、頭が切り替わりませんでした。

お風呂に入り、暖かいお茶を飲んで動悸をおさえながら、
その日提出〆切の課題を、なんとか提出しました。(ギリギリ)

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おわりに

チーム結成から、怒涛の3ヵ月でした。
チームメンバーだけでなく、たくさんの方に協力・応援いただきました。
本当にありがとうございます。
すーっと忘れない思い出になりました。

JBCCは、全力で向き合えば向き合うほど、いろんなものが得られると思います。
学びと、かけがえのない出会いと、充実感と、そして大きな悔しさ。ここでしか得られない貴重な経験が沢山あります。

現在経営大学に通っている学生のみなさま。
JBCCの参加に迷っているのであれば、一歩足を踏み出してみてください。

ではでは。

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