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【シンプルに暮らしたい】ドルコスト平均法でガソリン代を節約できるか?

こんにちは。すうちです。

昨年から海外の原油輸送遅延や国際情勢の影響でガソリン価格が上がっています。車を頻繁に使われる方は、家計への影響も大きいのではないでしょうか。

政府の補助金も追加されるようですが、以前のような価格に戻るまでしばらくかかるかもしれません。

唐突ですが、長期運用投資のやり方でドルコスト平均法があります。

我が家では、約5年前からこの考えを取り入れてガソリンを給油してます。と言っても難しい話はなく、毎回定額で給油するだけです。

長期でみれば普通に給油するより節約になると思ってましたが、これまで具体的に検証したことはありませんでした。

ここ最近ガソリン代も上がっているので、今回はドルコスト平均法によりどのくらい節約効果があるのか確認したいと思います。

結論

ドルコスト平均法(毎回定額)給油の方が節約できるが、節約額は車の使用条件や運用期間による

1.はじめに

車種

まず前提として車はノート e-power(2017年モデル)です。車の燃費で差が出ることもあると思います。

5年間のガソリン価格推移

今回の内容は、ガソリン給油時に記録したメモと以下参考にしています。

レギュラーガソリン平均価格推移(1リットル現金)

レギュラーガソリン価格は、2017年前半は130円台から始まり、後半一時160円台になりますが、その後2018年から2019年は140円から150円台を推移。2020年5月に110円台になった後、現在の160円台後半まで上昇傾向が続いています。

表の金額は、5年間の各月のガソリン平均価格と給油量から求めています。

2.ドルコスト平均法ガソリン給油の検証

ドルコスト平均法給油と満タン給油の単純比較

以下の条件で比較します。

ドルコスト平均法給油:
 毎回4000円分を給油(定額)
満タン給油:
 毎回満タンまで給油(定量)※今回は37.0L

給油回数は過去の記録にあわせます。実際は諸事情で急遽満タンにしたり補給した場合など例外もありますが、今回ドルコスト平均法給油(定額)は、毎回4000円分の給油です。

また満タン給油(定量)は、ノート e-powerのガソリン容量は最大41Lですが、過去記録から満タン給油時は約37L(通常ガス欠前に余裕みて給油)だったのでその値を使います。

図1. ドルコスト平均法給油と満タン給油の比較

左の縦軸は給油時の金額(円)、右の縦軸は給油量(L)です。
図1からわかるように毎回数百円から最大2000円以上の差があります。給油量(オレンジ)はガソリン価格が高い場合に少なく、安い時ほど多いので、ドルコスト平均法の特徴が出ていると思います。

結果(その1)

表1. ドルコスト平均法給油と満タン給油の差額
(その1)
※給油回数34回

単純比較した場合、184,999円 - 136,000円なので

満タン(定量)とドルコスト平均法(定額)給油の差額: 48,999円

でした。5年間なので年間約1万円の節約です。

上記は5年間で34回の給油でしたが、ガソリンを満タンにした場合、次回の給油日は少し延びるはずです(その場合、給油回数はもっと少なくなる)。

単純比較はその点考慮されないのでもう少し精度を上げる方法を試します。


実態にあわせて比較

ここからは、以下の前提で比較します。

給油間隔(ドルコスト平均法):
  平均45日@27.4L
 ※過去の記録から
給油間隔(定量)予測:
  平均61日@37.0L 
※単純比例計算1.35倍

これを元に満タン給油時の回数を見直して対象月のガソリン価格から算出した結果が表2です。表1は5年間で34回の給油でしたがこちらは29回に減っています。

結果(その2)

表2. ドルコスト平均法給油と満タン給油の差額
(その2)
※給油回数29回

差額は、156,201円 - 136,000円なので

満タン(定量)とドルコスト平均法(定額)給油の差額: 20,201円

でした。5年間なので年間4千円程度の節約です。

この結果からも定額給油の方が節約できることはわかりましたが「思ったより差は少ないなあ」が個人的な感想です。

この例は5年間で給油回数34回(年7回前後)なので、ドルコスト平均法の効果は薄いかもしれません。

車の使用頻度が多い人は週一や月に数回給油するそうです。車を頻繁に使う場合や長期的に定額給油すれば節約効果はもっと大きくなると思います。

余談

ついでに車の燃費も確認しました。ゆるやかに減少傾向でした。。。

図2. 5年間のノートe-power平均燃費推移

最後に

あくまで自宅データによる5年間の検証結果になりますが

まとめると

  • 満タン(定量)給油総額: 156,201円

  • ドルコスト平均法(定額)給油総額: 136,000円

  • 満タン(定量)とドルコスト平均法(定額)給油の差額: 20,201円

何か参考になれば幸いです。

ところで、ガソリンや日用品の価格が上がるのはもちろん気になりますが、ここ最近の世界情勢はそれ以上に気になります。

1日も早く世界の戦争や紛争が平和的に解決されることを切に願います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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