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自然栽培は微生物を愛でることである~敷わら敷きました~


連日、猛暑が続いて辛いですね…。(・・;)
溶けそう…直射日光にあたってたら焦げそう…。
暑くて死ぬぅ~とか学生の頃はよく言っていましたが(死ぬとか簡単に言ったらあかん!)本当にこの直射日光で死んでしまう生き物もいるのです。
それが微生物!
微生物は自然栽培において非常に重要な役割を果たしているので死んでしまっては困ります。
今回の内容はそんな微生物を直射日光から守る方法についてです。
ここからは、それについて3つのポイントに分けて説明します。
1つ目は微生物が直射日光に当たるとどうなるのか、2つ目は微生物のとって快適な環境とは、3つ目は敷き藁の効果。

それではレッツゴー☆

微生物が直射日光に当たるとどうなるのか


1つ目は微生物が直射日光に当たるとどうなるのかですが、
冒頭でも書いているように、長時間微生物が直射日光に当たると死んでしまいます。
土の表層10cmの微生物は直射日光で死ぬと言われていますが、この場合具体的にいくつくらいの微生物が生き残るのか、微生物の種類によってはどうなのかはよくわかりません。
しかし、興味深い実験があるので紹介します。
この実験では、綿布を天日干ししたらどれだけ殺菌できるのかというものでした。
結果、1時間で綿布の表面についていた約8100万個のブドウ球菌は全滅しました。

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細菌数を減少させる大きな要因は太陽光に含まれる紫外線だそうで、日陰ではそれほど細菌数は減っていません。

なのでやはり、日陰を作ってあげることが大切なようです。

微生物にとって快適な環境


2つ目は微生物のとって快適な環境についてです。
自然栽培では微生物の働きで栄養豊富な土作りをするので、彼らにとって快適な家(環境)づくりが必要です。

これを考える上で参考になるのが「森」です。


森の植物は肥料も与えられていないのに元気に育っていますよね。
それは、土壌に微生物が豊富だからです。

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上の写真のような森林に行ったら、心地よくて深呼吸したくなりませんか?
微生物も同じです。こういう環境が心地良いのです。

どうして心地よく感じるのか、もう少し細かく見てみましょう。
写真の森林では地面が落ち葉や葉に覆われていてむき出しになっていないですね。
木漏れ日が差し込んでいて程よい気温のようにも見えます。
また、木が混み合っていないので風の通り道もあって爽やかな印象です。

快適な空間には人が集まってくるように、快適な環境を整えてあげれば土壌の微生物も豊かになります。

ではこのような環境を畑に再現するにはどうしたら良いのでしょう。
それについて次で話します。

敷き藁の効果


地表を直射日光から守り、程よい温度調整の役割をしてくれるすぐれものがあります。それが敷き藁です。そこで、3つ目のポイントは敷き藁の効果についてです。この方法はなら、落ち葉を拾い集めて土の上にかぶせるよりも手軽に実践できるでしょう。私はホームセンターなどで売っている「敷わら」を使ってみました。

写真のように結構適当に敷いています(笑)

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敷き藁には直射日光から微生物を守る以外にも作物にとっても嬉しい様々な効果があるようです。

効果
夏場の地表の乾燥予防
防寒
地温の安定
雨水が滲み込みやすくなる
通気性を促す
野菜の根が深くはる←理由は調べてもよくわかりませんでした(;^ω^)今度知り合いの農家さんに聞いてみます。

ポイント1~3のまとめ

1つ目、天日干しに殺菌効果があることからわかるように、長時間直射日光に当たると微生物は死んでしまう。

2つ目は、微生物にとって快適な環境の答えは森林にある。

3つ目、敷き藁には地表層の微生物を直射日光から守るだけでなく、地温安定や保湿排水効果、通気性の促進など良い環境づくりに役立つ効果がたくさんある。

結論


微生物を直射日光から守り、快適な環境づくりのために敷き藁を地表に敷きましょう。


敷き藁を使って畑に森を再現しよう!


敷き藁の敷き方ですが、排水性を重視するなら畝に対して直角に、保水性を重視するなら畝と平行に敷くのが良いみたいです。

また、蜜に敷き詰めずに少し地表が見えるくらい薄く敷くことが大切です。

これらのポイントを抑えてぜひ、敷き藁を活用してみてください。

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