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日本数学会で札幌に行った話(その5)

9月12日から16日まで、日本数学会に参加するために札幌へ行ってきました。
基本一人旅で、色々なことがあり、色々なことを考えたので、ざっくばらんに記録しておきます。

今回が最終回です。

5日目(9月16日)

いつも通り7時半起床。
荷物を出してホテルをチェックアウトした。
改めて本当に過ごしやすいホテルだった。

午前中は引き続き統計数学分科会で講演を聴いていた。
統計分野の発表スタイルなどもだいぶ知ることができて、勉強になった。

昼食の時間になり、そういえば札幌にきてから味噌ラーメンを食べていないことを思い出し、歩いて行けそうな店を目指してみた。
たまたま、昨日行ったカフェのすぐ近くで、迷わずにいくことができた。
人気店かはわからないけどとても美味しかった。

せっかくなので帰り道に昨日のコーヒー店に立ち寄ってコーヒーをテイクアウトした。
カウンターの向こう側でハンドドリップをしてくれて、一連の作業の音が心地よかった。

大学に戻ると、同期が出張ようの写真を撮りに統計数学の会場まできてくれた。
実は、この学会で困ったことの一つとしてプログラムがデータで読もうとしても読みにくいという問題があった。
あらかじめ、必要な箇所は事前に友人(数学とは全く関係のない人)に頼んで教えてもらっていたのでほぼ困ることはなかったのだが、せっかくなので他の会場のプログラムも同期に読み上げてもらった。
応用数学の午後のプログラムが自分の興味のある話が中心だったので、午後は応用数学にいることにした。

応用数学は統計に比べてまたかなり雰囲気が違っていた。
そもそも会場が広く、人も多い。
おそらく色々なバックグラウンドの人がいるのだろう、そんな雰囲気も強く感じた。
話自体もとても興味深いものばかりだった。

本当は聴く予定のなかった特別講演を最後に聴いた。
セルオートマトンに関する講演で、発表のわかりやすさがずば抜けている上に、ものすごい熱量が伝わってきて「数学で楽しいよなあ」という気持ちを再確認できた。
この講演を最後に聴けてよかった。

飛行機の時間が決まっていたので、急いで会場を後にした。
駅に向かう途中、数学会にいらっしゃっていた先生が声をかけてくださった。
結局、札幌駅のJRの改札までつれて行ってくれて、その間色々な話をした。
実は色々な接点があることがわかって、最後に貴重なつながりを得ることができてとても嬉しかった。

空港について搭乗に関する手続きをしてから、フードコートでいつも食べるジンギスカンとクラシックを堪能。この旅のクラシック納め、また札幌行きたいなあ。

帰りの飛行機がまさかのスターウォーズジェットだった。
誘導の関係で羽田についてから飛行機を降りるのが最後だったので、CAさんにお願いして写真をとっていただいた。
ヨーダのぬいぐるみと共にたくさん撮っていただいて、危うく終電を逃しそうになった。

まとめ

というわけで無事に帰ってきまして、気づけば二週間以上が経っていました。

今回の経験から、学会参加でどのようなことが困るか、どのような配慮をお願いしなければならないか、だいぶ掴めた気がしました。

また、久しぶりの一人旅、本当に色々な人に助けていただき、そして色々なお話をすることができました。
コロナのこともあって引き篭もりがちだったので外に出ることでこんなにも簡単に世界が広がるのだということを再確認しました。

行ってよかったです!

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