ドラマメモ〜コウノドリ〜

久しぶりにドラマをみた。
きっかけはぼくのパートナー、ゆりあさんが一緒にみたいと言ってくれたことだった。
一緒にTSUTAYAへDVDを借りにいった。

正直、他の医療ドラマと一緒で、「医療」という素材で人の感動を誘うようなドラマなんだろうという先入観をもっていた。

しかし、一話目をすこしみた時点でゆりあさんが一緒にみたいと言ってくれた意味がわかり、軽んじていたことを後悔した。

各話にはそれぞれテーマがあり、扱うテーマについての説明が主演の松岡茉優のナレーションによってなされる。
それによりお産に関わる様々なことについて知ることができた。
第1シリーズで扱われたテーマは以下の通り:

第1話 飛び込み出産
第2話 交通事故に遭った臨月の妊婦
第3話 風疹の予防接種の啓蒙、妊娠中の喫煙の影響
第4話 切迫流産の危機
第5話 中学生の出産、特別養子縁組
第6話 不妊治療、高齢出産
第7話 助産院での出産
第8話 無脳症、口唇口蓋裂
第9話 切迫早産
最終話 18トリソミー、死戦期帝王切開

特に考えさせられたのが、母体と胎児の命の選択という問題だった。
どうしても、もしも自分がその選択を迫られたときのことを想像してしまった。
自分ならいったいどうするだろうか・・・。
それは当事者にしか分かり得ないことだと思う。
でも、そういう重要な選択を迫られる場面はいつ訪れるかわからない。
後悔しない選択なんてないかもしれないけれど、いざというときに大切な人が最も望む選択ができるよう、どんなことでも普段から真剣に話し合って忘れないようにしたいと思う。

自分は出産において、物理的にはパートナーを支えることしかできない。
だけど、それは心身的負担をすべてパートナーに任せきりにして自分はそれをサポートするという、受動的なものであってはならないのだということをこのドラマを通して考えることができた。
子どもを産むということを、もっと自分自身の問題として捉えて今後の人生を考えていきたい。

だれしもがお産によってこの世に誕生する。
それは当たり前のことだけれど、ありふれたことではない。
一つ一つがお母さんと赤ちゃん、それを取り囲む人たちの織りなす奇跡なのだ。
そのことが、このドラマを見終わったあとではごく身近なことに思えるようになった。

「一緒にみよう」、そういってくれたゆりあさんにありがとうを言いたい。

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