TOEIC点字受験の攻略法を考える

先日、5年ぶりにTOEICを受けてきました。
その際、解答の仕方についてあらかじめ知っていたら点字受験がよりやりやすかったかもということがあったので備忘録として残しておきます。

前提

記憶が正しければ、今回は人生5度目のTOEIC点字受験です。
今回は点字板を使用して受験をしました。

TOEICの点字受験は毎回実施されているわけではありません。
現在は5月と11月の2回のチャンスがあります。
思い立ったら申し込んで受ける、ということはできないのでチャンスを逃さず、かつそこでベストを尽くす必要があります。
受験について詳しくはこのページをご覧ください。

受験の流れ

詳しい内容は上記サイトにあるので割愛しますが、受験の際には通常の申込とサポートの申込を別々に行います。
当日は指定された時間に待ち合わせ場所に行くと、会場まで誘導してもらえます。
その後、受験に関する説明や、解答用紙に問題番号を記入する時間があり、リスニング50分、リーディング1時間、中休み20分、リーディング2時間でテストが行われます。
終了後、解答を読み上げて試験官に転記をしてもらいます。
余談ですが、この時の読み上げ方はA,B,C,Dをそれぞれ「Apple」、「Boy」、「Cat」、「Dog」とするよう指示されます。
およそ200問あるので、なかなか大変な作業です。
以上が大まかな流れです。

紙交換の問題

さて、本題ですが点字受験をするにあたって解答をどのように記入していくかということにはかなりの自由度があります。
というのも、解答用紙はまっさらの点字用紙で、先にも述べたように決められた時間でそこに番号をつけることができます。
また、この解答用紙は最後に転記をしてもらう際に読み上げるためのものなので、自身が読み上げられれば番号や記号の書き方は自由です(最後に回収はされるので、後で読まれて問題になるような書き方は良くないですが)。
私はこれまで、特に何も考えず1行に1解答を記入していました。
しかし、TOEICのリスニングのPart3,Part4は一つの会話に対して設問が3問あるので、3問セットの途中に紙交換のタイミングがきてしまう場合があります。
リスニングに比べレバそれほど煩わしくはないですが、リーディングにおいても同じようなことがおきます。
そこで、上に述べた自由度を活かして何か工夫はできないものかと考えました。

対策〜1パートにつき1枚の点字用紙を使う〜

実は、点字受験に関するページには問題構成と各パートの問題数が細かく書かれています。
それによると、

・Part1 画像問題なので免除
・Part2 25問
・Part3 39問(3問が13セット)
・Part4 30問(3問が10セット)
・Part5 30問
・Part6 16問(4問が4セット)
・Part7 一つの文書29問、複数の文書25問

となっています。
そこで、1パート1枚の紙で済むよう記入する方法を考えました。

通常の点字板だと1枚の紙につき16行記入できるので、具体的には次のような書き方が考えられます。
・パートごとに紙を変える。
・Part2からPart5は1行に3解答を書く。
・Part6は1行1解答、または1行4解答を書く。
・Part7は文書ごとに設問数が変動するため、1行1セットなどで臨機応変に対応する。
・免除問題、未解答問題は空欄とするか印をつける。

これで、パートの切れ目意外はほとんど紙を替える必要がなくなります。
問題番号が必要ならば、Part7以外はあらかじめ「7--9」のように書いておけばわからなくなることもないかと思います。
いちいち数譜を書くのもなんなので、下がり数字などでも良いかもしれません。
A,B,C,Dも外字譜は省略しても良いでしょう。

まとめ

あくまで上記は1例ですが、この辺りの工夫次第で余計な煩わしさは改善されるように思います。
また、紙交換の時間を次の問題の選択肢に目を通す時間に当てられ、結果としてより得点が取りやすくなるかもしれません。
次に受けるのがいつになるかはわかりませんが、次回はもう少しこの辺りの準備もしてからチャレンジしてみようと思ったのでした。

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