なぜ人は生きるの?(その9)

前回は、キャリアを活かしての転職を諦め、趣味の車に関わる仕事に転職したことを述べました。

本当は毎回正社員の仕事に就きたいのです。
でもどうしても身体が思うように動かなくなるため、アルバイトで体調を整える期間を設けながら自分なりに前向きに努力してきたつもりです。

正社員もアルバイトも、任される責任の重さでは雲泥の差があります。
けれど新規で応募する者にとって全く新しい仕事に挑戦する事は非常にハードルが高く「合わなければ辞めればいい」とは考えにくいものです。
ましてや家のローンをかかえ、精神的に病んでいる家内と幼稚園に行くようになった息子を抱えていれば、無理しないでと言う方が無理というものです。

1年ほどレンタカー屋で車の配送などの業務をこなし、比較的シフトに穴を空けずに過ごせた自信を引っ提げて新車販売のディーラーに転職しましたが、何せ同僚、上司に恵まれなかった。即戦力を求めていたのでしょうが自分なりに先輩の接客姿勢などを盗み見ながら学びを怠らないよう努めました。
しかし的外れだったのでしょう。
質問しても誰からもアドバイスも受けられず、努力が空回りしているのがわかりました。
更に工夫してみてもチームリーダーから弾き出されてしまっては手の打ちようがありません。

またまた履歴書に無駄な経歴を増やしただけで退職。レンタカー屋に戻るつもりでしたが「うつ病が治らないと再雇用できないよ」と断られてしまいました。

この程度の仕事もできないんだな。
打ちのめされ、再び引きこもりの生活に戻ってしまいました。

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