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『JOKERに愛された男』第6回

「さて、君の命を保証する立場になったから助言しよう。さっさと店を出た方がいい」
「え?」
「ここに来てすぐに席を立ったのは周囲の状況を確認するため。それで――」
 突然、店内に怒声が響いた。
「?」
「遅かったか」
 さほど気にするふうでもなく、潤は呟いた。

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