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知事が動く!東部移動知事室(2日目)

 9月5日(月)、6日(火)の2日間、富士・富士宮地域で「SDGsに資する取組」をテーマとした東部移動知事室を実施しました。
今回は、前号で紹介した1日目に引き続き2日目の視察先を紹介します。

▼ 1日目の様子はこちらから

移動知事室とは

 知事の唱える「現場主義」の具現化のため、執務の拠点を一定期間にわたり出先機関(今回は富士財務事務所所長室)に置くことにより、県内各地域における重点施策の推進、政策課題や県政への要望等を現地で確認し、対応を図ることを目的に実施するものです。

富士エリアサイクリング発信拠点 富士市サイクルステーション(富士市八代町)

 富士市を拠点として活動しているプロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」と連携して、自転車による地域活性化の取組を進めており、ナショナルサイクルルートの「太平洋岸自転車道」と県モデルルートの「富士山1周ルート(ふじいち)」をつなぐ拠点施設として整備されました。
 サイクリングの拠点として、初心者向けのレッスンや走行中のトラブルメカニックサービスなどの機能を集約・整備したほか、豊富なレンタサイクルを用意し、様々な楽しみ方に対応しています。
 富士ヒノキで富士山をかたどった受付やバーチャルライドの実演などを見せていただきました。

オール富士市の支援機関 富士市地域産業支援センター「Beパレットふじ」(富士市永田北町)

 地域経済の活性化を推進するため、富士市内の産業支援機関(富士商工会議所、富士市商工会、富士信用金庫)との連携によるオール富士市の体制で市内の事業者等に支援を提供している施設です。有限責任監査法人トーマツの専門のコーディネーターが常駐しており、新たな取組であるITやDXへの支援のため、専門アドバイザーも適宜派遣しています。
 また、「富士市テレワーク先進都市エリア」として、コニカミノルタ静岡株式会社と連携し、これまでテレワークを実践したことがない・テレワークのやり方が分からない事業者向けに、テレワークの体験や必要なサービス・設備・助成金活用の情報収集・相談等が一元的に実施できる「テレワーク実践会議室」も併設されています。
 Beパレットふじとテレワーク実践会議室の利用現場や活用実績等をお伺いしました。

かりがね魂を育む伝統校 富士市立岩松小学校(富士市松岡)

 明治6年に「巌松舎」として創立され、今年度で創立150周年を迎える伝統ある小学校です。令和元年度から富士市の研究指定校として、学習指導におけるICTの効果的な活用の研修を行っており、子どもたち自らが学びを広げ、深めるための活用ができるよう、デジタルとアナログの特長を生かしたハイブリッド型の授業を実践しています。
 また、様々な特性を持つ子どもの教育を充実させるため、特別支援学級や通級指導教室を設置し、丁寧に一人一人をサポートするとともに、コロナ禍における心身のケアにも力を入れ、安心・安全な学校づくりを行っています。
 タブレット端末を利用して、自宅にいる子どもたちも一緒に授業を受けている様子や先生が出した問いにタブレット端末を活用して答えている姿を見せていただきました。

地元食材レストラン Restaurant Mitsu(富士宮市小泉)

 平成22年にふじのくに食の都づくり仕事人に認定され、平成29年度にふじのくにマエストロシェフ称号を受与されている石川光博さんが切り盛りしているレストランです。
 石川さんは「単に地元食材を多く使用すること」ではなく、「地元食材をおいしく食べることで地域の食文化が創られていく」という想いのもと、地元食材を活かした料理の提供や食文化の創造、子ども向けの味覚食育料理教室の開催など食に関わる幅広い活動を行っております。
 富士山麓の風土に育まれた食材の素晴らしさが詰め込まれた「富士山麓キュイジーヌ」をいただきました。

(担当:中村)