伝わらないのは、相手が受け取りたくないから。
人に何かを伝えたい時、何かしらの言葉を発する。
当たり前のことではありますが、踏み込んで考えてみて
なぜ、あなたは何かを伝えたいのか?
伝えるという行為自体、自分の持っている知識や価値観、感情などを相手に受け取ってもらうための手段でもあるわけですが
そもそも、その際に受け取ってもらえなかった時のことを考えているのか?
マーケティングでも何でもよいのですが、自分に対して他人にアクションを起こさせるには相手のニーズをくみ取ることが重要とされています。
相手に自分のメッセージを受け取ってもらう、という行為自体も相手が欲しいと思えるメッセージであるのかどうか?という視点があるかどうか。
SNSに日常的に投稿している人なら多少なりとも意識しているとは思いますが、これをせずに「誰も自分の言葉を受け止めてくれねぇ」と嘆いている人も多々。
バスらせ手法を駆使することで多くの人に見てもらえるチャンスはあるでしょうが、そのメッセージを受け取ってもらえて次のアクションにつながるのか?というのは考えても良いのかもしれません。
もちろん、表現の巧拙もあるため万人に伝えたいというのにはそれ相応の知名度とフックが必要にはなってくるでしょうが、少なくとも想定している受け取り手がうけとれる工夫は必要かと思います。
感情任せに怒鳴る上司や親の話が全く残らない上、ヒートアップしてますます上司や親の説教が過熱してしまう…という経験をした人は少なくないと思いますが、結局のところ受け取りたくないものを投げつけられても受け取りたくもない、アナタのいうことは聞きたくない、アナタのことは承認できない…という話になるわけで。
少なくとも、発信したメッセージ、それを拾ってくれる、受け止めてくれる人は発信者に対して一定の承認のメッセージを送り返しているわけで、多くの発信者はその承認のメッセージが欲しくて日々語っている、と考えるとメッセージの見え方が変わってくるかもしれません。
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