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息子7歳のメンタルが羨ましいと思った件

息子(7歳)がクラスメイトの一人と約束をしてきました。
13時にいつもの公園。先についちゃったらお互いに待っていよう
というところまで決めて。

その子とは以前も約束をしたことがあり、
実はその時は息子が公園に行ってもおらず反故にされた形に。

その時の息子が言うには
「行けたら行く」って言ってたからかもね、とのこと。
まぁ、そんなもんかなと思ってそれ以上は追求しなかったんです。

そうしたら今回も同じく友達は来なかった。
息子は汗をかきながら、公園中を見回ったらしいのですが
30分くらいしても友達は現れなかったので帰ってきました。

スマホを持っているわけでもないし
子供どうしの約束ですから時間もあやふや。
だから、汗びしょびしょで顔を真っ赤にして帰宅した息子に
私はもう10分したらもう一回公園に行ってみな、と
告げました。何らかの事情で遅れてるだけかもしれないし。

素直にその通り、息子は炎天下の中また出かけて行きました。
そして20分後、また帰ってきました。
もう仕方ない。でも2回目かぁ・・・・。
低学年の子供どうしのことですから、あるあるでしょう。

それはそれで仕方がないこととして。
私はなんか不思議だったんです。
この状況、自分だったらやっぱり相手を責めてしまうし
「アイツはこういうやつだ」と言うような
友達やめようとまでは言わないまでも多少は懐疑的に
なるんじゃないかと。恨み言の一つでも言うだろうと。

でもこの7歳。全く何も感じてないんですね。
傷ついている様子も一切なければ
相手が来ない理由も考えない。
そして多分、明日も何事もなかったように
その友達と接するんだろうと思うんです。

こりゃすげーなと思いました。
7歳ともなれば多少は何か思うところはあるんじゃないかと
逆に息子の頭の中を疑ってしまいました。

こういうのって大人の世界でもよくあること。
まぁさすがに大人になれば連絡なしでブッチすることは
ほぼないかとは思いますが
連絡ありのドタキャンでも多少は何かを感じますよね。

もちろん正当な理由があれば「仕方ないよね」で
済ますことも多いですが、理由なしのキャンセルとか
納得のいかない理由だったとか、そうなると
「こういうやつだったのか」とか
「もう約束しないでおこうかな」とか
もっと行くと「私、嫌われてるのかも」とか
ネガティブな妄想は広がり放題&膨らみ放題。

息子のような思考回路だと生きるのラクそうだなーと
関心を超えて憧れさえも感じてしまった母なのです。

7歳の頃、自分はどうだったんだろう。
そして今のような思考回路はいつぐらいからだろう。
小学校(高学年)の時に大好きな友達に裏切られて
心底その子を恨んだ記憶はありますが
そういった感情はその時が初めてだったのか。
誰かの心を疑う気持ちというのは
いつ頃から芽生えていたんだろう。

人を疑わないで済むなら、それに越したことはない。
信じすぎてだまされ続ける人生もいかがなものかと思うけど
だますよりだまされる方がいい、と言ってた人もいた。
人としてはどっちがいいんだろう。

大好きな友達に約束を破られても
傷つくでもなく悲しむでもなく理由を追求するでもなく
いつもと何ら変わらず笑っている息子。

鈍感なのか強靭なのか柔軟なのか
そのメンタル、羨ましいぜ!!!

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