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写真が上手くなるコツ ①ピントの位置

写真が上手い人と下手な人の違いって考えた事がありますか?

上手い人は当たり前に出来ている事でも、初心者の間は「出来ていない」or「出来ていない事に気付いていない」事がいくつか存在します。

今回は、写真で最も大事な要素のひとつ「ピント」について書こうと思います。

写真を見る時どこから見る?

写真を見る時に人が無意識にやっている事がいくつかあります。
その中のひとつに「ピントが合っている部分を最初に見る」です。
下のあじさいの花の写真は、手前の花にピントが合っているので、手前のあじさいに目が行くはずです。

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ピントで視線を誘導出来る

ピントが合っている部分に先に目が行くと言うことは、「ピントの位置」と「ピントの範囲」で、写真を見る人の視線を誘導出来ると言うことです。

写真が下手な人の特徴として、撮った本人にしか写真の意味や感動が分からない、つまり誰かに「伝える」が出来ていない事が多いです。

この「伝える」の役目を果たしてくれるのが、視線の誘導が出来るピントの存在なんです。

機械任せでは伝わりにくい

自分の撮った写真の意味や感動を誰かに伝えたい場合、自分で「ピントの位置」と「ピントの範囲」を決める必要があると思いませんか?

一眼カメラもスマートフォンも、購入した時点のピントの初期設定は「機械任せ」のピント位置オートになっている場合がほとんどで、自分で設定を変更しなければ、自分の思う位置にピントの位置を移動させる事が出来ません。

機械任せのピントの位置では、自分が感じた感動をだれかに「伝える」が出来る訳がありません。

ピント位置を操って写真を上達させよう

ピントの位置を自分で決めれるようにするには、フォーカスポイントと言われる点を操作する必要があります。
フォーカスポイントを自分で操作するには、オートフォーカスの設定を変更する必要があります。
設定の呼び方がメーカーによって違うので、ご自身のカメラで確認して下さいね。

・キャノン=測距エリア選択モードを「1点AF」
・ニコン=AFエリアモードを「シングルポイントAF」
・ソニー=フォーカスエリア設定を「フレキシブルスポット」
・富士フィルム=AFモードを「シングルポイント」

ちなみにスマートフォンの場合は、設定を変える必要がありません。

・スマートフォン=撮影前にピントを合わせたい場所を「タッチ」

ピントの位置を自分で自由に変更出来るようになれば、誰かに「伝える」の第一歩をスタートする事が出来ます。

習うより慣れよう

最初の頃は「どこにピント位置を持ってくるのか」悩む事があると思います。
そんな悩みは深く考える必要がありません。
写真をたくさん撮る事で自然と分かるようになるからです。
※大事なのは、「考えて撮る」を繰り返すことです。
写真を撮る枚数が多ければ多い程、ピント位置は迷わなくなりますよ。



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