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マーケティングを考えるメモ

以前、上司から仕事を始める前にされた話を思い出し書き出してみた。


・あなたの事業(会社)のマーケティングは?

事業とマーケティングはどこに向かっているか?
成功イメージは具体的にどんな状態か?
今の延長線(またはその精度UP)に大成功はあるか?
今の仕事や取り組みはその成功イメージに確実に近づく打ち手か?

そうでないなら、
いまのマーケティングで間違っていること、無駄なことは何か?
足りないこと、優先的にリソース(ヒト/カネ/時間)を投資すべきことは何か?

あと、どこの大きな会社でも組織と仕事のサイロ化が起きる。
サイロ化された中で仕事が最適化されているからシナジーが起きているかが分からない。
組織全体がシナジーを生んで大きなゴールに向かっていないかもしれない。

・マーケティングのSTPの前にV

●●● は市場でどのような独自の価値を提供しますか? #Value

その独自性を生み出している事業リソースや仕組みは何ですか?  #Strength
それを支持するのはどのような顧客層ですか?  #Target
お客様のどこに●●●のスペースをつくってもらうか。  #Positioning

・理想の姿、成長のストーリーをもつ

ストーリーを実現するマーケティングのストーリーをもっている。
そこに組織と仕事が向いている。成果が実感できる、成功体験が人を成長させている
ブランドへの共感と支持を広げてファンを増やす
楽しさや驚きを提供して社会を元気にする
事業価値を伸ばす=顧客価値の総和 =顧客数×個客にとっての価値
これを持続的・継続的に拡張しつづける
顧客数を増やす、ロイヤリティを高める、ファンにする、LTV を高める
既存顧客が飽きないニュースや進化を提供しつづける、イノベーションを生む、感動を創りつづける、商売をつくる

潜在的な需要を爆発させる為に
顧客を知る/知り尽くす、社会の潮流を読む
どのニーズを満して/どこに新しいニーズを創って、
自社の価値を最大化するかを意思決定する
それを実現する、コンセプトとストーリーと実弾(商品、ときにサービス)を作る、商売の計画を立てる 継続性とブレークスルー

・ブランドをつくる

志と実体と行動
志が、実体(商品・サービス)や行動(企業活動やマーケティング活動)で具現化されていること

・イノベーション

社会の不要な常識に挑戦して変える
顧客が気づいていない/諦めている問題の解決
固定観念を打ち破る。
常識にとらわれない。思考停止に陥ることなく探究する

・イノベーションの敵

慣性力はイノベーションの最大の阻害要因。
企業は予測可能な信頼できる結果を実現するよう設計される傾向にある。
現在のモデルで成功をもたらしたシステムが、明日のモデルの発見には結びつかない行動を強化する。
惰性によって硬直化した環境下で時間が与えられると、人間は古いやり方(ルーチン)にただ時間をかけるだけになる。

・企業の成長ドライバーとなるもの

新しい市場の創造
ゲームのルールを変える(意味のイノベーション)
パーパス

・ファンマーケティング

ファンの口コミによって売り上げが伸びる。
ファンの熱量が商品を楽しむカルチャーを生み出す。ファンが新たなファンをつれてくる
ファンマーケティングは、ファンの「愛」を共振・増幅させ、共感を育み、ブランドとの関係を継続させる、ブランドコミュニケーション
ファンと密接にコミュニケーションをとることで、中長期的な売り上げの増大や、ブランドやそのカルチャーの共創を図る

・ファンの「愛」が生まれるツボ

・「ビジョン」「未来像」に共感する
・働く人たちの「人柄」を知る
・企業やブランドの「歴史」「背景」「文化」を知る
・作り手の「スピリッツ」を知る
・期待以上の「サプライズ」をされる
・わすれられない「原体験」になる
・「帰属意識」をくすぐられる
・同じ価値観を持つ「仲間」に出会う
・自分の価値観や夢を「投影」する

・そこに”感動”はあるか

どんな些細なことでも、そこに"感動"がなければ、ファンになってもらえない。人は思いがけないことに遭遇したときに、大きく心が動く

任天堂の「神対応」や、ディズニーランドのキャストの感動的なおもてなしスターバックスの店員によるカップへの手書きメッセージなど。

思いがけない心温まるもてなしがファンの心を刺激して、口コミを促す。そういった期待以上のサービスを提供し、顧客満足を促すスタッフの育成、組織作り、接客教育も重要。

企業ビジョンに基づいたブランドアクションの実施も重要。
数々の社会課題にブランドがどんなスタンスで行動するのか。
一見地味なアクションでも、その行動に共感をえると、たちまち SNS ユーザーに拡散される(その逆も)。
企業理念にリスペクトを抱いたファンは、その道を共に歩み、増幅してくれる強力な仲間になる。
時代や社会に、自分たちが貢献できる行動を考える。

ファンマーケティングは非常に息の長い取り組み。 短期な売り上げ貢献を目的とするキャンペーンとは違い、中長期的なスパンで、企業そのものの価値を上げていく。
「一人ひとりに耳を傾け、丁寧に育む」という姿勢が必要不可欠。

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