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近況報告(2020.06.06)

自粛期間中何してた?恐らく大学が再開したらこの話題は必ずと言っていいほど登場するだろう。
「いや特に笑 ZOOM飲みしてテキトーにオンデマンド授業受けて、あとはネトフリ観てたかな笑」
こんな会話が飛び交う事を予想している。

自分はと言うと、メンタル的には地獄だったが、結構意識的に過ごしたと思う。正確にはそうせざるを得なかった…。
何をしていたかと言えば、ゼミ選考の対策をしていたのだ。

今回は"自粛期間中なのに大いに免疫力を下げてくれたゼミ選考クン(ブチギレ)"に関して話そうと思う。
9割自己満だが、1割は将来ふと見返した時、就活とか何かの役に立ったらいいなという願いを込めてこの記事を綴っている。

それでは早速本題に入ろう。

ゼミ選考開始

うちの学部はゼミの選考が2年生の春学期にあり、秋学期からはもうゼミの活動に参加する。他の大学生と比較してもだいぶスタートが早い。
さて、今年度、志望ゼミの選考方法は二段階①ES②面接 だった。どちらもゼミの志望動機や自己紹介、自己PRから始まり、面接ではそこから深掘りがされるとの事だった。
自分はこれを知ってすぐ直感的に危機感を覚えた。
何かヤバくない?この2つの項目で他の人よりも自分を魅力的に見せないと落ちるんでしょ、と。
自分が志望するのは国際系の人気ゼミ。
自分はそのままの状態で選考を受け勝ち残れる自信がなかった。
何故なら必死に勉強してやっとの思いで入った大学学部の中で人気のゼミに入るということは、
学部中の競争に勝たなければならない
→超エリートしか入れない
→超狭き門、と考えたから。
しかし、自分は諸々の理由でその超狭き門に入らないと人生詰みの可能性が一気に上がると考えていた。
そのため、無謀な挑戦だと分かっても出来る限りの対策をする以外道は無いと腹を括り、早々に対策を始める事にした。

かくして約2ヶ月間に及ぶ奮闘が始まることとなった。

(下図:2ヶ月間のスケジュール)

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ブランド・エクイティ・ピラミッドとの出会い

自分はまず先輩から話を聞き、オススメされた本を読んだ。今振り返って思うことだけど、何からやればいいのかが分からなくても、実体が掴めるまで行動し続けるのは大事やなぁって。
さて、話を戻すと最初に読んだのはセルフマーケティングに関する本だった。
当時は今以上にESや面接の型を何も知らなかったので、スタート地点に立つためのスタンダード如何や評価されるオリジナリティが何かをざっくり掴むことが出来て良かった。
一冊目にこれに出会えたのは本当に感謝している。が、同時に読んだ後自分は己のスタートポジションの低さに絶望した。こんなんじゃ何も書けないと思ったし、こんな大事な事ならもっと早くから知っていて良かったと思った。まあ、過去に執着してもどうしようもないのは言を待たないが。
人生設計をする際に必ず役に立つと感じた本なので、自分は是非とも年下の知り合いには勧めたいと思った。

さて、いつまでも絶望していては前に進めないと思ったので、自分はこれを更なる危機感に変換し戦術を練った。具体的には、危機感を感じる理由を技術的な点と内容的な点に因子分解した。
1つ目は経験的に直感できた。
2つ目は今まで受動的or直感的に生きてきたツケだと感じた。軸もクソもなければ根本的に書く事がないと。なので、1に内容、2に話し方を改善しようと考えた。

まず第一に、内容面の改善のために行ったのはいわゆる自己分析というやつだ。
就活でも基本の基になるものらしいが、如何せん自分はこれが難しかった。日頃からよくよく考えて生活してる人には簡単だと思うが、先述した通り自分は何となくの人間。

何となく海外が好きです、将来は何となく海外に行きたいです、だから何となく国際系のゼミに入りたいです、そんなもんだった。これで受かる訳がない。況んや人気ゼミをや…。

だから、自分のパーソナリティが何か、その原体験は何か、将来はどんな生き方をしたいか、などを書き出した。そしてそれを元に志望ゼミと結びつける作業をした。更に内容に具体性を持たせるために並行して本を読んだ。国際問題、心理学、マーケティングetc.
それらを総合して、下図を言語化した。

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✅ひたすら、なぜ、なぜ、なぜを問う
✅自分の軸は何か
✅再現性は?

伝え方を考える

これがある程度形になったら次は面接練習をした。
今年度はZOOM上の面接が実施されるとの事だったので、一人二役ひたすら自分のPCに向かってゼミへの想いを語りかけた。
しかし永遠1人でやっていても実践的ではないと感じ、知り合いにリモートで面接官をやってもらったりもした。
自分では考えつかなかった質問や指摘が貰えたから苦しかったけど有り難かった。
その中で特に自分は簡潔力が無いと痛感した。
簡潔力が無いと、面接官に重要なことが伝わらないし、自分でさえ、長々話しているうちに「あれ、そもそも質問なんだっけ…」となってしまう。
そこで、私は再度内容にバックしてキーワードの取捨選択に努めた。話し始めたら1から10まで話したい自分は「いやどこを取っても大事なんだけどな…(涙)」と断腸の想いだったが、それを殺して内容をコンパクトに詰めていった。
後は繰り返しシミュレートして話しやすい論の展開を掴むことと、(面接官とのコミュニケーションが大事なので)突っ込んでくれるよう誘導する話し方の模索に終始した。
時には家の周りを散歩して体を動かしながらブツブツ独り言を言ってアイディアを広げるよう努めた。

✅背景・動機→現状・問題→解決の為の行動→結果・反省
この順番で話した。これがストーリーに。
✅エッセンスを絞り、興味を引きつける
✅語尾をはっきりと話し、目線を上にしない

面接本番

面接は予想外だった。色々な角度からの質問に備えていた割に聞かれた事はめちゃくちゃシンプルだった。あまりにあっさりと面接が終わってしまい面接後は「あー絶対落ちた、自分のオリジナリティ20%くらいしか出せなかった」と思っていた。
と言うのも、聞かれたのは志望動機、将来やりたい事、何故他の国際系ではなくそこか、入ってから学びたい事、貧困が起きる原因、サークルに関して、『心の友(歌の名前)』知ってる?だけだったのだ。
将来やりたい事や興味分野では具体性を出せない(これは自業自得)し、他ゼミとの差別化要因は主語が向こうだから皆同じような事しか言わないだろうし、『心の友』?知らん…って感じ。
逆に自分でキチキチに詰めておいた、自己PR、ガクチカ、協調性や目的意識を持って行動した事、などは一切聞かれず。
これが面接の怖さだと思った。
相手との相性も大事なんだと。

結果

結果は合格だった…!!
ギリギリの戦いだったそうだが何とか耐えた。

その要因は何か?

面接が拍子抜けだったので正直受かったのはびっくりした。一体何が勝因だったのだろう。
色々考えて自分なりに分析をしてみた。
もし認められたとしたら、音楽をやってた事=再現性、回答の簡潔力、論理性、更には日頃見ている海外系YouTuberからの知識だろう。

【まとめ】

約2ヶ月にゼミ対策を経て感じた事。

✅目的意識を持って過ごそうと思った
✅自分が将来何をしたいかの検討が付き始めた
✅努力すれば何とかなると感じた
何とかなるし、努力する事が才能だねと。一歩踏み出す事が大事。粘ってれば結果出せるって自信持ってやってこう。

【最後に】

今回ゼミの対策をする中で色々な人に助けてもらいました。相談や模擬面接やゼミ選考のイロハまで、本当に色々な事を色々な人に教えてもらう事ができ、結果に結びつける事が出来たと考えています。
本当にありがとうございました!感謝!!

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