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「自己実現」から「 自他実現」へ ©1981cos-com No.1

脳は「装置」だと考える

うち(*)の理事のOさんは「澄さんは脳物理学者だ」と言います。
「脳科学じゃなくて脳物理学?なるほど。アカデミックな学者ではないけれど、学ぶ者という意味ならそうかもね」

うちの「定例理事会」は、こんな話題で始まることも多いのです。

どうやらOさんが「脳物理学」という理由は、私が「脳は唯一無二の本人の装置だよ」と言っていることにあるそうです。

脳科学は飛躍的に発達してきましたが、科学の常として「仮説の立証」なので30〜40年前の仮説が確かめられたこともあれば、いつの間にか消えてしまった仮説もあります。

おもしろいのは、昔から「エビデンスも証明も無しに信じられてきていたこと」が、脳科学として解明されていること。これは数多くありますが、またいつかのテーマに。

「装置」だと言っている根拠は「脳はプログラミングを再生する働きをする」ということで、このプログラミングが曲者だと、私は考えてきました。

だって「いつ、誰によって、どんな意図で組み込まれたプログラミングなのか?」を自分に問うこともなく、無意識の領域(習慣)の「脳の指令」に従って毎日の生活を営んでいるし、それによってうまくいったり、トラブルが起きたりしている。

こんなおかしなことを考えたのは、私が17歳のとき。
まったく不可解な身体の問題で、検査入院していた病院のベッドの上、まだPCもスマホも、生活の中には影も形も無い時代のことでした。

子どもの頃から「本を読むのが大好き」だったことが高じて、「編集の世界」に進んだので、「素晴らしい筆者の方々の情報」を「雑誌や本に物理化」して、社会に届けることが最初の仕事になりました。

そこで得た大きな実感は「脳という装置は再生のみならず『変換』も可能で、それは意識の編集次第」ということ。

そしてこの「意識の編集」へ興味が、はからずも私のライフワークとなっていくのでした。

うち(*) 一般社団法人snug(スナグ)のこと
cos-comは、一事業部です。

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