【あなたへのメッセージ】振り返れば道がある
絶望の淵に立っている。
もう断崖から真っ逆さまに落ちていくしかない。
追い風が早く落ちていけとせき立てる。
えっ、そうなのか?
後ろを振り返ってみろよ。
断崖に来るまでの道を辿ってきただろ。
そんなこともわからくなってたのかい。
振り返って、その道を引き返すんだ。
断崖から離れていくだろ。
向かい風に押し戻されそうかい。
気にするな、いつも何食わむ顔で押し返していたじゃないか。
もう少し進めば、道を間違えた交差点が見えてくるだろ。
そこを逆に曲がればいい。
もう断崖には二度と辿り着かない。
「通勤電車の詩」を読んでいただきありがとうございます。 サラリーマンの作家活動を応援していただけたらうれしいです。夢に一歩でも近づけるように頑張りたいです。よろしくお願いします。