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【ありふれた日常から】草魂だなんて、ぼくは共感できない

よく"雑草のように強く生きよう"なんて言葉を耳にする。
それを草魂と言うらしい。
ぼくはどうも共感できない。

なぜかと言うと、庭の雑草に手を焼いているからだ。

毎週のように引っこ抜くのだが、あっという間にまた生えてくる。
しばらく放置しておくと、飛んでもない状態になる。
もう10年以上、雑草と戦っている。

それとこれとは別だろう、と皆さんは思うかもしれないが、どうしてもぼくは雑草を美化するような思考ができない。

雑草との付き合いは長いからよくわかる。
踏まれてもまた立ち上がってくるようなイメージがあるけど実はそうじゃない。

枯れてまた新しく生えてくる。
それを繰り返しながら、根っこが生植範囲を広げる。
だから根っこから引き抜かないと撃退できない。

何やら弱者が懸命に生きているイメージがあるけど、結構したたかなやつだ。

だからぼくは共感できない。

「通勤電車の詩」を読んでいただきありがとうございます。 サラリーマンの作家活動を応援していただけたらうれしいです。夢に一歩でも近づけるように頑張りたいです。よろしくお願いします。