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10/9(月・祝)あの日の私

来週末、一箱古本市に出るための選書をしている。
初めての出店なので、いちから本を選ばなくてはならず、なかなか骨が折れるものの楽しくやっている。
家にある本や、あったけど手放してしまって買い戻した本などを開くと、思いがけないほどはっきりと読んだ当時のことを思い出す。
幼い頃読んで純粋にワクワクした気持ち、何もかもが嫌な時に縋るようにして読んだ時の息苦しさ。過去の自分を思い出すのは面白いばかりのことではなく、体力がないとなかなかしんどいものなのだけれど、不思議と苦ではないのは今の私がそれなりに報われているからだろう。
未来に大きな希望を抱いていた頃の私。生きる事の辛さに絶望していた頃の私。どの私が想像したような未来とも違うけれど、貴女達を待っている未来はそう悪くはないものだから、安心していい。
私の心を支えてくれた本が、誰かの心を照らしますように。

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