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住まいについての計画【自分でできるもの】


終活のなかで【自分でできるもの】と【他者に任せるもの】の大きく二つにわけ、一つずつ詳細を記事にしていっています。
前回までに1.人間関係の確認 2.保険や財産の確認 3.所有物の把握と処分 を記事にしています。

【自分でできるもの】
1.人間関係の確認
2.保険や財産の確認
3.所有物の把握と処分
4.住まいについての計画
5.医療や介護の希望&計画と意思表示
6.遺言や遺言書の作成
7.葬儀やお墓の希望の整理と手配

今回は、所有物の把握と処分の流れから、4.住まいについての計画について記事にしていきます。

家も人間も経年劣化していきますし、あらゆる状況の変化が想定されるので、同じところにそのままの状態で住み続けられることは少ないと思われます。
想定外のこともあるので、その時は状況に応じて対応するしかないとは思いますし、自分以外の家族や周りの人の状況・判断や金銭面で難しいこともあるでしょう。
できる範囲で自分の意志で計画をたてて周りと相談しながらいくのが理想です。安全で過ごしやすい住まいがめざせるといいですね。

〇建て替え・住み替え(買い替え)
・既存の住宅での安全性(老朽化や急な階段など)に問題がありリフォームでは対応できない場合、または環境自体を変更する必要がある場合
・リフォーム費用のほうが、建て替え住み替えよりも高額になる場合
・医療施設や買い物の場への利便性が悪い
・子供と同居(二世帯住宅)または、近くに住む

※注意すべきこと 
将来の生活スタイルにも対応できる間取りや設備を選ぶこと(水回りやトイレや階段の段差やスライド扉など)
・子供や親族などと行き来しやすい距離であるかも考慮に入れる(相談する)
・地域の特性(支援体制)や交通・医療へのアクセスがしやすいか
・手放すことも考え売りやすいか 相続にかかわってくることでもあるので考慮する


〇既存自宅のリフォーム
・環境を変えずに、部分的に必要なところだけを変更する場合
・費用を安価に済ませたい場合
・段階的に都度目的にあわせて変更したい

※注意すべきこと
起こったことへの対処だけでなく、これから加齢によって起こりうる家庭内事故を事前に防ぐことも考慮にいれ先を見通したリフォーム計画が望ましい
考えられるものは、トイレの扉をスライド扉する 水回りの床を滑りにくいものにする 玄関や階段などの段差をフラットにする 動線に手すりをつける 電源スイッチを大きいものにかえる などです。


〇子供と同居する(二世帯住宅)

ここでは、2つの世帯がお互いに独立性を保ちつつ同じ家に暮らす住宅のスタイルを二世帯住宅といいます。
・住宅コストや税金を抑えたい場合
・頻繁に様子をみることができ、助け合うことができる

※注意すべきこと
・世代による生活スタイルの違いがストレスをうまないよう音が出やすい
水回りの位置を配慮
・距離感や考えの行き違いからの関係の悪化を防ぐようあらかじめ話あっておく
・家屋の構造により、売却がしにくい

などが考えられるでしょう

いずれにしても、将来頼ることになるかもしれない子供や関係する人々と相談し、様々なことを考えて慎重に検討することが必要になってくるでしょう。


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