改革と現場。セブンイレブンの事例に見る
こんにちは!
齋藤隆太です!
企業はその発展と生き残りのため、日々変化し続ける必要があります。
ときには改革と呼ばれるような大きな変化をもたらさねばならない時もあります。
コンサルタントの端くれである僕は、そういった場に立ち会うことが多いですが、そこでよく起こるのが現場からの反発です。
改革と現場からの反発はワンセット
従来の業務が変わる、手順が増える、体制や評価基準が変わる、使うシステムが変わる、、、
人間慣れ親しんだものを好むもので、ことごとくそのような変化を現場の方々は嫌い、受け入れようとしません。
もちろん改革の責任者やコンサルタントも、寄り添って説明したり、メリットを感じさせたりとさまざまな工夫はするのですが、
最も大事なのは経営陣の改革へのコミットメントだと感じています。
現場がどれだけ反発しようが、何を言われようが、会社の未来のために絶対にこの改革は推し進める!という強い意志とメッセージを経営陣が示していくことで、徐々に社内に浸透し、変化していくものだと体感しています。
さて、長々と僕の経験を書いてしまいましたが、今回はそんな現場とともに改革を進めている事例を見つけたのでシェアしたいと思います♪
ポイントは改革の腹落ち感
DX(デジタルトランスフォーメーション)といえば今ではどの企業も全社のテーマとして取り組んでいますが、その走りとも言えるのがコンビニエンスストアです。
代表格とも言えるセブンイレブン・ジャパンのDXへの取り組みがとても興味深いです。
POSデータをもとにした発注管理は過剰在庫や売り逃しの削減に大きく貢献し続けています。
一方で店頭では業務が増えたり、システムが変わったりと変化を伴い反発も生まれやすい状態になります。
そこでセブンイレブンは、現場の従業員の「腹落ち感」も重視して改革を進めているとのことなのです!
デジタルトランスフォーメーション(DX)に必要なものは何か。デジタルを活用しないと生き残れないという危機感と、現場の従業員一人ひとりが納得して取り組む「腹落ち感」ではないだろうか。
セブンはまれに本部から全店舗に「発注のためのデータを一切見るな」という指示が飛ぶ。POSデータはもちろん、天気予報、運動会や道路工事といった付近のイベント情報など、発注に日ごろ活用している情報なしで仕事をする。
現場は悪戦苦闘しながら、データが魅力的な売り場づくりにいかに大切か再認識し「腹落ち」する。それが本部の狙いだ。
※上記リンクの記事より引用
データを使った業務が必要不可欠であり、店舗を助けているということを理解し、改革を腹落ちさせる。
「データを見るな」というのは少し荒療治にも聞こえますが、経営陣と現場が同じ方向を向くためにとても有効なアプローチだと感じました!
さいごに
経営陣の意図だけで推し進めるのではなく、現場も巻き込み進めていることがセブンイレブンのDXの推進につながっているのだとわかる学び深い記事でした!
僕自身も現場の改革を担う時のみならず、会社を経営していく際にもこの点を大事に進めていきます。
それではまた!
齋藤隆太
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