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新卒研修で人事に嫌われた理由を振り返ってみる

前回の不束な記事を読んでいただいた方、ありがとうございました。
今回は、不動産営業縛りで就活していた私がIT部門に配属された理由を考察をしていきたいと思います。


1.私の自己評価と就活軸について

私の大学時代の専攻は心理学でした。
人の心がもう少し理解できたらなという本当に単純な理由でしたが、実際に入学して勉強してみると、心理学というよりも、社会学的な方面の興味が強く、ゼミや卒論は社会学系の内容でした。

そんな私がいざ就活を始める際に、どんなことを軸にしていくか周りにならって考え始めたわけです。
細かいことはたくさん考えたはずですが、今覚えているのはこの一つです。

とにかくデカい金を動かしたい!!!!
その中で考えた業界が、自動車メーカー、金融業界、そして不動産業界です。
車や金融はあまり物に興味が持てなくて、普段から賃貸住宅のサイトを漁るのが趣味な私にとって、その中から不動産業界を選ぶのは自然の流れでした。

そして、自己評価として接客が得意と思っていました。
大学4年間、接客業のバイトを楽しくこなし、サークルの長もやっていて、自分って人と話すこと得意なんだな〜と理解していました。

2.新卒で入社した会社との出会い

不動産営業以外に興味はなく、ほとんどの時間を不動産関係の会社に絞って就活をしていました。
※実は訳あって一社だけタクシー会社を受けたのですが、その話はまた別の機会に書きます。

結果、
・ハウスメーカー営業 1社
・不動産仲介営業   2社
・不動産管理営業   1社
・不動産賃貸営業   1社
の内定をもらいました。
幅広く受けたので、業界知識はだいぶ深まったと思います。この中の1社に入社したのですが、万が一当時の人事に見つかったら申し訳ないので、伏せておきます。

無事に内定式も終わり、いよいよ4月から新卒研修が始まりました。この会社では、約1ヶ月にわたり新卒の研修が行われ、そこでの適正を見られて5月から配属が決まる仕組みでした。

3.運命の新卒研修

私は高を括ってました。
新卒約200人、一応総合職なので営業職以外に配属される可能性もありますが、噂ではよっぽどのことがなければ営業職に配属され、問題はどこの営業所くらいか、という話でした。

それでも、なるべく評価を得たくてグループ発表でも発表役をしたり、予習や復習をして、いつ質問をされても答えられる準備をしていました。

そして、運命の研修最終日。
一人一人前に呼ばれて、営業店を発表されるのですが、私に告げられたのは本社IT部門でした。

ざわつく会場、、頭には????が浮かび、受け取った配属届を何度も見返したのを覚えています。
今まで私がやってきたことは何だったのか、無駄だったのか、なんで他の会社を選ばなかったのか、後悔と困惑でその日はなかなか眠れませんでした。

4.4年経った今、研修を考察する

当時はまだ冷静でなく、裏切られた気持ちと人事への恨みでなかなか受け止めきれませんでしたが、いま思うとしかるべきだったのかなと思う点もあります。

一つは、私の態度です。
私は接客業が得意だと思っていた反面、とても人見知りです。バイトの時も仕事だと思うとスイッチが入り、誰にでも話しかけられるのですが、一方裏では新しい人やあまり話したことがない人に自分から声をかけることが出来ず、気まずい時間が流れることが何度もありました。
研修の時も、発表の時やグループ活動のときはスイッチが入るのですが、休憩時間や研修前など人見知りが発動し、なかなか輪を広げることができませんでした。
それは人事の方に対してもです。中には人事の社員に対しても、お昼ご飯を誘ったり、休憩中に話しかけている子もいました。当時の私は、いい子ぶっちゃって、とか、媚び売ってるな、と自分ができないことを棚に上げて、だいぶ嫌な見方をしていたと思います。

きっと当時の人事はわたしのそんな特性を見抜いていたのだと思います。
根本的な人への興味のなさ、フレンドリー感のなさ、私はやればできると思っていたことですが、不動産という大きな買い物をするお客様に対しても、きっと無意識的に不信感を抱かせてしまうものだったと思います。

二つ目は資格です。
一つ目の態度がいくら適正と離れていても、人手不足の現代で、資格を持っているだけで大きな即戦力です。
私は内定時代にも宅建を受けたのですが、当時は卒業旅行のイタリアで頭がいっぱいで120%で取り組めていなかったと思います。
社会人1年目に取得しましたが、内定時代に取れていたらまた結果は違ったと思います。もし不動産業界を目指す方で適正に不安がある人は、宅建でも管理業務主任者でも、マンション維持管理でも何でもかんでも勉強して、取っておくのが一番確実だと思います。
もう一度やり直せるのであれば、わたしは絶対大学時代に取得します。

ここまで書きましたが、入社してから話を聞くとIT人材の育成のために、絶対に1人は新卒を配属させる予定だったそうです。(ただの私へのフォローかもしれませんが)

なので、総合職で採用されているのであれば、どこに配属されてもいい覚悟でいることが大切だと思います。
どこの部署でもやってやる!と思えるくらい、魅力的な企業があなたに見つかりますように!(誰)

そして最後に、私のことをITへ配属された方がもし万が一見ていたとしたら、私は全然恨んでないですし、今は感謝しているので大丈夫ですからね!

ただIT部門に配属されてから、めちゃくちゃ苦労した話もどこかでまとめようと思います。
ここまで閲覧いただきありがとうございました。

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