うるう日
2024.02.29
きょうは、うるう年のうるう日である。
……ってことは、今年オリンピックがあるのか……。前回の東京オリンピックはコロナ禍と政治がらみの不快さから、一切観なかった。
今回も観ないのかな……。
自民党には過去あんなに旺盛だった僕のスポーツ熱を返してもらいたいよ……。
そして2月29日のきょうは、見事に何もしなかった。
やったことは……妻の運転する車で、灯油を買いに行って、灯油缶を持ち運んだことぐらい。
きょう作った短歌
![](https://assets.st-note.com/img/1709208096593-u2ULaWLLaY.jpg?width=800)
うるう日
2/29(土)8時現在のネコタツの状況をお伝えします。 #ネコタツ
— 仁尾智(におさとる) (@s_nio) February 28, 2020
うるう年 四年に一度の本日は逃げる二月の短い尻尾 pic.twitter.com/Oe0ZYDetqO
去年の今日は存在しないのか。
— 仁尾智(におさとる) (@s_nio) February 28, 2016
【猫短歌】掃除機が苦手な猫のせいにして昼寝にしたい掃除当番(仁尾智) pic.twitter.com/NCDua3BM
— 仁尾智(におさとる) (@s_nio) February 29, 2012
あまりにも何もせずに、書くことがないので、そんなときは昔の日記を、と思って昔のサイトからうるう日を探したんだけどなかったので、歴代のうるう日のツイートを集めてみました。
考えてみると、というか考えてみなくても、前回のうるう日は、いまより4歳若かったんだな……。12年前だと12歳若かったんだな……。
リクエスト短歌
何年か分の手帳を見返す必要があっていろいろ遡ると、茶トラや実家猫たちの闘病記録が次々と目に入って、胸が痛い。
— たかは🌿 (@karakur) February 29, 2024
なぜか偶然隣で母上が仁尾さんの短歌をまた何かに57577と数えながら書き写している。
あの猫が遺してくれたさびしさだ孵化するまではあたためていい(仁尾智) pic.twitter.com/LDRIfj7SQY
この短歌たちは、におみくじのアタリでのリクエストで作った短歌。こういう短歌は、リクエストじゃないと生まれないんだよね。
なんというか……自分自身の感情に対しては、こういう優しい語り口にならないから。そういう意味では、リクエストをいただいたから生まれた作品。
そしてそして何と今母上に、最近愛犬を亡くした友人からどうやら淋しい辛いという旨の電話が来て、電話口でこの短歌を教えて相手の方も書きとめているようです。ひろがる仁尾さんの救い。あたためていいんだよって電話で老女ふたりが語りあっています。ありがとうございます!
— たかは🌿 (@karakur) February 29, 2024
あと、こんなふうにグリーフケア的な役割を果たせているのであれば、それは、とてもうれしい。
悲しみは、表に出すことで少し楽になる気がするんだけど、なかなか表に出せる機会がないんだよね。
家族は同じ悲しみを抱えてしまっているから出口がないし、そういう重い話をできる友人もなかなか少ない。話せたとしても、うまく共有できないから「ああ、なんか申し訳ないこと聞かせちゃったかな……」みたいな気持ちになることが多い。
だから、まず話せる相手として母上がいたことが、すごくよいことだと思った。僕の短歌を共有できたことで、少し落ち着いたのであればよかった。
挽歌集は、本自体がそういう本になればいいな、と思っている。
そんなそんな。