見出し画像

懐かしい手つき

2023.07.21


きょうは、以前シロアリ対策をお願いしたところが、年に1回の無料の床下点検をしてくれる日だった。午前中に来ていただける予定だったんだけど、来ていただけるまで、なんだかものすごく億劫で「ああ、めんどうくさいな……」ってずっと思っていた。普段人に会わないし、来客もないので、こういうイレギュラーな「他人との接触」が極端にめんどうくさい。
来てくれたのは昨年も点検してくれた方で、とても丁寧な対応でまったく問題がなかったんだけど、点検の結果、(これは昨年も指摘されたんだけど)基礎のコンクリートにヒビ(クラック)が所々入っている、と。ヒビの幅が少し広いところがあって、そういうところから湿気や水が入り込むと、中の鉄骨が錆びて膨張して、コンクリートが割れてしまうことがあって、そうなると結構大掛かりな修繕が必要になる、と。今のうちに修繕しておいたほうがいいかも知れませんが……と言われた。
内心(いやー、まあ、それはそうなんだろうけど、これからNEWSのツアーも始まるし、今年は予算的に無理だと思うな……)と思いながら気のない返事をしていたら「ヒビの状態だけでもまた改めて詳しく調べさせていただきましょうか? 無料でできますよ。明日の午後なんてどうでしょうか?」と言われて、なんか、もう断る理由を探したりする気力のほうがなくて「ああ、じゃあ、お願いします」って言ってしまった。明日はまた別の人が来るらしい。
その結果、僕はまだ今も「ああ、あしたも人に会うのか……めちゃくちゃ億劫だな……」という気持ちのままでいる。絶望。

起承転結

枡野さんの対談記事、おもしろかった。
僕も、文章を書くときに起承転結って、一度も意識したことがない。そもそも文章をどう書くか、なんてあまり習った記憶がなくて「起承転結」は言葉としては知っているし、噂には聞いたことがあるけれど、それを文章を書くときに生かそう、みたいな思考が一度も湧いたことがない。習ってないからかな。
エッセイを書くときは「きれいに終わりすぎないこと」とか「おろ? っていうくらい唐突に終わるくらいでいい」とかは、ちょっと意識している。

電子書籍

猫じゃない短歌を集めて、自分で電子書籍を作って、Amazonで売ってみようかな。

電子書籍と言えば、小泉さよさんの『さよなら、ちょうじろう。』(KKベストセラーズ)が、電子書籍化されたらしい。すばらしい!

本当によい本で、猫との別れの本でおすすめを聞かれたら必ず『さよなら、ちょうじろう。』と『長い長いさんぽ』(須藤真澄 ビームコミックス)と答えていた。

どちらも、そのときの自分たちの気持ちや行動の右往左往を、ありのままに描いている。その「『命』という如何ともしがたいものを目の前にして右往左往する様子」が、同じ状況にいる人や同じ状況を経験した人の気持ちを落ち着かせるのだ。悲しみの種類は違っても、見送るときの詮無い感情は、誰しも同じなのだな、と気づかせてくれる。

猫の挽歌集『また猫と』も、そういう本になるといいな、と思っている。

……と書いたけれど、どちらの本も簡単には読み返せないので、ずっと前に読んだときの読後感しか覚えていないのだけれど。

今だったら『ポッケの旅支度』(イシデ電 KADOKAWA)もおすすめです。

きょう作った短歌

昔懐かしい手つきの短歌。

そんなそんな。