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いいか悪いかを別にしないで

2022.03.31

今年も四分の一が終わって、あしたは四月馬鹿である。
嘘をつくよりも、嘘みたいに素敵な本当のことが起こってほしいなあ……。

桜満開

桜を眺めがてら、自転車で動物病院まで行ってきた。片道約30分。
道の両側から張り出している桜の木が、アーチになっていて、この時期のこの道は、ちょっとすごい。
そう言えば、ベトナムで知り合った割と親日家の女の子が「日本に行くことがあったら桜を見に行きたい」と言っていたのを思い出した。
確かに桜に合わせて日程を組んじゃう感じもわかる。
ベトナムのサパという棚田が美しい場所に行くとき、稲刈り前を狙って日程を組んだのだけれど、行ったら少し前に稲刈りは終わっていて残念だった、ということもあった。

きょう作った短歌

こういう「なにか言っているようで何も言ってない短歌」がときどき好きだ。ただ、こういうのは定型きっちりに収めないと、あまりはまらない。
「いいか悪いかは別にして」って、僕もよく使っちゃうけど、「いいか悪いかそのものが問題の本質」ってこともすごくあると思う。

短歌って、推敲を重ねると「ああ、これが正解かも」という「その山の頂上」には、なんとなくたどり着けるようになるんだけど、そうやってたどり着いた「頂上」が思ったよりも「え? こんなもんだっけ?」みたいに期待はずれなこともよくあって、そういうときは「要するに登り始めた山自体がこの程度だった、ということだ」と感じる。最初っから間違っている、というか。
だから、短歌の肝って、実はもっとずっと前段階なのだと思っている。
登ると高い山を自力で気がつけるかどうか、が一番大事なんだと思う。
そして、その能力は、実は、短歌の上手い下手とはあまり関係がなくて、もっと根本的な「僕にとっての『おもしろい』は、本当に『おもしろい』のか」みたいなことのような気がしている。

『三十一筆箋 −猫猫−』のこと

まだこの世にないものを「これは素敵ですよー。買ってくださいねー」って言ってるわけで、ふと我に返ると、少し怖い。
キャッツさんでの予約販売、売れているだろうか……。怖くて聞けない……。
みなさん、ぜひに……。

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そんなそんな。