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短歌のことは短歌にしない

2022.09.16

本日は午前中、アレルギー科通院。看護師さんに「いま子猫いますよね?」と言われ「きょう、お見合いなんです」と答える。アレルギーの方は前回変えた薬が割と当たりで、継続の方針。らいさまが来て以降、やたらと目がかゆいので、目薬も処方してもらう。

お見合い

お昼からは、らいさまのお見合い。実際に我が家に来ていただいて、ご挨拶とらいさまの様子を見てもらうのと、次のお届けの日取りの相談と。
らいさま、里親さんが部屋に入ってきたら、わーっと警戒して、レースのカーテンの後ろに隠れて(いるつもりだけど丸見え)、じっとこちらを観察。意外とわけがわかっている感じ。
しばらくじゃらすと、徐々に警戒心を解いて、最後の方はお腹を出して寝てしまうほどリラックスしていた。
すでに猫を飼っている人たちなので、遊ぶのも上手だ。
お見合い、いつもだいたい1時間くらいやるのだけれど、たぶん子猫の記憶のどこかに、里親さんの声とか匂いが残っているんだと思うんだよね。……で、実際にお届けしたときに、「初めてじゃない人」として認識されて、すこし馴染むのが早くなったりするような気がしている。錯覚かもしれないけれども。

本来なら、お見合いの後、その場ではどうするかの結論は出さずに、おたがい持ち帰って、再度検討してからお届けの日を改めて決める、みたいな段取りなんだけど、オンライン面談を挟んでいたり、ここまでのやり取りで、まったく問題がないどころか、こちらからぜひお願いしたい、ほどのよい縁だったので、そのままお届けの日程まで決まった。
らいさまが我が家にいるのは、ひとまず来週末まで。
2週間のトライアル期間を経て、問題がなければ、そのまま最終的な譲渡となる。
先住猫との相性だけが心配。こればかりは、何度やってもギャンブルみが強い。うまくいきますように。

お見合いの後、2匹でものすごくずっと寝ていた。猫なりに気を使ったのだろうか。お疲れさまでした。

枡野さんのスペース

晩ごはん後、妻と「きょうの『石子』最終回はリアタイしよう」ということになって、その時間まで部屋で「枡野浩一全短歌集」発売一週間前のスペースを聴いていようと聴いていたら、思いがけず飛び入りで参加させていただいて、初めて工藤吉生さん、山階基さんとお話しができて、久しぶりに木村比呂くん、志井一くんとも話せた。辻、後藤夫妻には、来月会う予定。
その代わり「石子と羽男」のことをすっかり失念してしまっていた。妻に平謝りした。申し訳ないことをしてしまった。

きょう作った短歌

短歌のことは短歌にしないことにしていたんだけど、ぼんやりツイートしてしまった。

《いくつもの他の病院を通りすぎ猫と僕らの「病院」へいく》とあとの「病院」のほうにカギカッコをつけようかと思ったけれど、それもくどいかな、とやめておいた。

あまり「必要にかられて短歌を作ること」がない。
ときに締切がある仕事は、あるにはあるけれど、1首とか2首とか、多くても7首とか8首なので、割となんとかなる。
今、「よっしゃ、短歌を作るぞー」って作らなければならなくて作っているので、ほんとは上記よりもずっと多くの短歌を作っている。
普段ぼんやりしていて「生まれたものが短歌」というようなスタンスでいる分、脳みその少し違う部分を使っているような感じがする。


そんなそんな。