手触り

2023.11.15


おやすみ短歌

本日、拙作を一首掲載していただいている『おやすみ短歌』(枡野浩一・pha・佐藤文香 実生社)が届いた。

思っていたよりもずっと分厚くて「おお!」と思った。カバーなしで角丸でツヤツヤで、ちょっと懐かしい感じがする装丁。かわいい。栞もかわいい。

自作の「おやすみ短歌」、調べたら二首あった。ゆっくり読ませていただきます。

アボカドの種

俵万智さんからご恵投いただいた。僕のような端っこの歌人に……と恐縮してしまった。あと、俵万智さんにして、歌集としては「第七歌集」なんだね……。もっとたくさん出していそうと思ってしまった。
そして、この本も名久井直子さんの装幀なのか。すてき。

帯に書かれている《父に出す食後の白湯をかき混ぜて味見してから持ってゆく母》《「楽しくじゃなくて正しく弾くんだね」子に見抜かれる私のピアノ》なんかは、シーンの切り取りかたが本当に絶妙。

ありがたく、心して読む。

装丁

先日「どんな装丁が好きですか?」みたいな話になった。すぐには思い浮かばなかったので、「あとで改めてご連絡します」と言って、本棚の本を手に取って「これは、好きだな……」と思う本をピックアップしていったら、たぶん僕は本の「手触り」や「質感」を重視している、ということに気がついた。

そう言えば『いまから猫のはなしをします』の表紙カバーも、最初の案の紙の手触りが好きじゃなくて、すごくギリギリに無理を言って変更してもらったのだった。

あと「持ち心地」というか「サイズ感」が重要っぽい。

きょう思いついたこと

きょうウォーキングをしながら思いついたのは「来年は、毎日書いている日記(この文章のこと)、Twitterなどからの引用を極力減らして、もう少しだけ『外向き』の文章にして、この日記自体を印刷して冊子にしてみたらいいのでは?」です。

僕なんかのなんにも起こらない日常の日記本、おもしろいだろうか。おもしろくなさすぎて、おもしろそう。

車内

あまりいい趣味とは言えないかも知れないけど、国道をウォーキングするときには、なんとなく国道を行く車の中の人を観察してしまう。

「車内」って外とは遮断されていて、運転者にも同乗者にも、少し油断というか、気を抜いている感じがあって、それを見るのが楽しい。

談笑している様子や、めっちゃ気持ちよさそうに歌っている様子が、通り過ぎる一瞬だけ見られるのが、なんかいい。

7305歩。


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仁尾智(におさとる)
そんなそんな。