等しく無力

2021.01.30


きょうは、いくつかの短歌を提出した。どれが採用されるかは、編集部に委ねる。何に採用されるかは、もう少し先の告知になりそう。

発送

『いまから猫のはなしをします』は、あと2冊です。

『猫のいる家に帰りたい』『これから猫を飼う人に伝えたい11のこと』は完売しました!

ありがとうございました。

今朝方、ご注文いただいて、ご希望の短歌とサインを書いて、午前中のうちにポストに投函して、発送完了のメールをお送りしたんだけど、すぐに「お問い合わせ」が。

読むと「あまりに発送が早くて、もしかして希望の短歌を書いてもらえていないのではないか」という内容だった。

確かに、ご注文いただいてから、サインと短歌を書いて、ほぼ最速で発送しているから、お客さまが訝しむのも無理はない、と思った。

自分の手元に「やらねばらないこと」をとどめておくのが苦手で、すぐに手放したくなるのだけれど、早すぎるのも考えものだ、と反省した。

惹句

『いまから猫のはなしをします』には、いくつか看取りや猫の死に関する短歌が収録されている。

収録歌は、おおむね自分で選歌したんだけど、最初に選歌し終わったのを通して読んでみると、あまりにも「死」の印象が強くて編集さんに「僕が選ぶと、こんな感じになってしまうけれど、改めて通して読むと、かなり『死』の匂いが濃くなってしまっています。お手数ですが、看取りの短歌については、既発表短歌の中からいい具合に差し替えていただければ、と思います」とお願いして、入れ替えてもらったものを最終としている。

それでも『いまから猫のはなしをします』のレビューやいただいた感想には、看取りの短歌に関連するものが多くて、しかも「猫」だけじゃなくて、「ご自分の家族」や「かつて飼っていた犬」のことを思い出されているかたもいて、なるほど……と、思った。

つまり、(それが猫であろうと、人であろうと、犬であろうと)命の前では、ひとは等しく無力なのだ、と思う。

春刊行予定の猫の挽歌集は、そんな看取りの短歌ばかりを収録した歌集になる。

この挽歌集に、何か惹句を付けるなら「遺されたことのあるすべてのひとたちへ」かもな……と、思っている。

液体検出

昨夜、寝る前に充電しようとiPhoneにケーブルを差し込んだら、「Lightningコネクタで液体が検出されました」と表示されて、充電不可となってしまった。

かんべんしてくれ……と思いながら、以前購入したけれど、スマホカバーを付けたままでは使えないため、全然活躍していなかった「置くだけで充電できる充電器」を引っ張り出してきて、事なきを得た。

そんなそんな。