記憶される年

2023.11.17


きょうは、雨だった。

午後からは雨が上がる感じだったので、いったんウォーキングのために外に出て、少し歩き出したところで、ポツリポツリと雨が落ちてきた。

このあとは、天気自体は快方に向かうことはわかっていたんだけど、先日、突然の豪雨でずぶ濡れになったことを思い出し、「さすがにきょうずぶ濡れになったら寒いだろうな……」と思って、引き返してきた。

山の天気は変わりやすいのだ。用心に越したことはない。いま、思いついたんだけど、普通に傘を持っていけばいいのでは? でも、それもなんとなく違うんだよな……。
そんなわけできょうはウォーキングをお休みした。

1664歩。

来週の金曜日には、病院に行って、たぶんウォーキングの成果(?)を見るための血液検査を行う予定。

入院患者

先日、zoomで打ち合わせをしたんだけど、そのときにディスプレイに映っていた自分の顔が、無精髭で、しかも結構痩せたこともあって、病院から「入院しました」みたいなツイートしている人の写真のようだった。
健康なはずなんだけどな。

今年

今年は、春に第一歌集となる『いまから猫のはなしをします』を上梓したんだけど、なんか、その後の妻の入院・手術、いわの闘病・看取りの印象が強すぎて「第一歌集を出した年」として記憶しづらくなっているな……。

来年は、いいことだけが記憶される年でありますように。

流行とは

真の動物好きが、このようなことを心配しなければならない国なのだ。

おやすみ短歌

『おやすみ短歌』、少しずつ読んでいる。
これは、いい本だ。

正直、歌集を読むのがとても苦手で「目が滑る」というか、「文字は追っているのに意味が頭に入ってこない」みたいな感じになることが多い。
僕の読解力のせいもあるし、単に歌集というもののボリュームのせいもあると思う。

このアンソロジーは、そういうことが一切ない。

「安眠へさそってくれる」という切り口がいい。引用元の歌集では目立たなかったかも知れない短歌が、この切り口で掲載されることによって、光が当たる、というか。

さまざまな歌人の「おやすみ短歌」が読める上に、短い解説文が付いている。しかも、その解説文が三者三様でかつ文字数もバラバラなのだ。お三方のトーンの違いもいいし、文字数がバラバラなのも圧迫感がなくて読みやすい。

お名前だけ存じ上げているかたの作品を読んで「おお、この方はこういう作風なのか……」という発見も多い。

「こ、これなら僕でも頑張らずに読める……」みたいな気持ち。


そんなそんな。