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何のためでもなく

2022.05.31

この日記

何のためでもなく書いているこの日記だけど、もう少し多くの人に読んでもらいたいな……と、ほんのり思っている。
5月のダッシュボードはこんな感じ。
1日300ビュー、20スキ、といったところ。
3倍くらいになるといいなぁ。
あと、タイトルは文中のフレーズから取っているんだけれど、あまりにも内容がわからなくて、「あの話はいつ書いたんだっけ?」というときの検索性がすこぶる悪い。
タイトル画像もずっと同じでどうなのだろう、とか、大見出しという階層を日付だけで消費してもったいない……とか、いろいろと改善点はあるのだが、何のためでもなく書いているので、追々直していこう、と後回しになっていく。

きょうは雨だった。
関西の雑誌「Meets Regional」で岡野大嗣さん連載中の短歌投稿コーナー「レッツ短歌!」のお題が「傘」だった。
自作の傘の短歌、あるかな、と調べてみたら5首あった。

《備えても別の憂いがどうせ降る くもりであれば傘は持たない》

《右肩は傘をさしても濡れていく 自分の場所がよくわからない》

《持って出たことも置き忘れたことも気づかれてない傘になりたい》

《もう二度と行くこともない会社には一次面接で置き忘れた傘》

《傘がない土砂降りの日は濡れないと損するみたいにゆっくり歩く》

Amazonレビュー

『猫のいる家に帰りたい』のAmazonレビューの件数が「100」に。評価の星の数も大事だけど、実はその母数が大事だと思っていて、結構気にしていたからうれしい。

そして、ずっと低迷していたんだけど、『猫のいる家に帰りたい』も『これから猫を飼う人に伝えたい11のこと』も久しぶりに動いた。
たぶん文学フリマ東京の影響では、と思っている。なので、「ああ、文学フリマ東京で、ちゃんと自著のチラシみたいなのも作っていって、何か買ってくれた人には配るんだったな……」と思った。
『猫のいる家に帰りたい』も『これから猫を飼う人に伝えたい11のこと』もサイン本があるのに買わないってことは、興味ないんだろうな……みたいに考えていたけれど、例えば『三十一筆箋』に興味を持って、買ってみて、帰ってから読んで、ほかの作品に興味を持ってくれることだって、全然あるもんね。反省。

におみくじ

におみくじ、「当たり」券が25枚に1枚の割合で入っている。(当たりは「仁尾がいただいたお題に沿った短歌を作って送る」権)
実はすでに少なくとも1枚は出ている。たまたま買ってすぐに中身をご覧になったお客さんに「当たり」券が入っていて、「おおー!」となった。
まだお題は届いていないけれど、ちょっと緊張する。
あとお題を送るためのフォームをはじめて作ったんだけど、それがちゃんと機能しているかどうかも不安。自分では何度も確認したんだけど「送ったけどこちらに届いてない」みたいなことがないとも限らないのが不安。

「におみくじ」については、通し番号も付けてあるので、通信販売も検討しなかったわけじゃないけど、くじを引く様子だったり、封筒から出して短歌を読み終わった瞬間の反応を見るのが楽しいので「必ず僕が直接販売する」というルールにしたい。

泣けてよかった

Instagramで「愛猫が1ヶ月前に予兆なく突然死んでしまって、現実感がなく、悲しいのに涙も出ず、淡々と過ごしていたけれど、たまたま本屋で見つけた『猫のいる家に帰りたい』を読んだら、現実を受け入れられたみたいで、ようやく泣けた」(大意)という投稿を見つけた。
我が家でも「こみ」が前兆もなく(あったのかも知れないけれどまるで気づけなくて)亡くなったので、その現実感の乏しさはなんとなくわかる。そのときの様子もエッセイで収録されているので、あるいはそれを読んでくれたのかも知れない。
まずは、泣けてよかった。

そんなそんな。