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叱られる蟻

2023.05.29

きょうは、雨。もうすぐ梅雨入りらしい。それにしても今年は、朝晩はまだ冷え込むことが多くて、このまま梅雨入りすると、春らしい春があまりないまま夏を迎えるような年になりそう。

きょう読んだアンソロジー

『トビウオが飛ぶとき』(桑原亮子 KADOKAWA)が届いた。 朝ドラ「舞いあがれ!」に出てくる短歌や詩、あるいは劇中の架空の歌集に収められている短歌の一部を収録。

食べられないものを運んで帰っては叱られる蟻きっといるだろ

『トビウオが飛ぶとき』(『デラシネの日々』収録歌)より

僕ひとり残ったバスに「ここ?」「ここ?」と行先表示切り替わってく

『トビウオが飛ぶとき』(たぶん『連星』収録歌)より

これらは貴司くんの短歌。貴司くんらしい。僕には割と貴司くんの短歌が好ましく映る。

……で、このアンソロジーには秋月史子の二十首連作『独りにて』も収録されていて、そちらは旧仮名、文語で、いかにも秋月史子の短歌で、それらを脚本家の桑原さんが書き分けて書いている、というのが、もうなんか驚愕。

才能の絶対量に圧倒的に差があることしかわからない。

きょう観たテレビ番組

……で、NHKスペシャルも観た。
朝ドラもそうだけど、いまの「短歌ブーム」、割とNHKが積極的に推している印象がある。
犬養楓さんの歌集を買おうかとAmazonまで行った。『前線』『救命』『トリアージ』(小説)と3冊刊行されているんだね……。読むのにすごく体力がいりそうで、いまそんな体力がないな……と思って、『前線』だけ購入した。
でもこういう「その人にしか書けない、その人にとってののっぴきならないことが歌われている」短歌に、僕は惹かれる。

きょう作った短歌

全然関係ないんだけど、Twitterのフォロワー数が日に日に少しずつ減っている。僕だけ?


そんなそんな。