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手出しは無用

2023.04.07

きょうは朝から自分の病院へ。アレルギーの方はとても調子がよくて、まだ薬も潤沢にあるので、コレステロールのお薬をいただきに。「悪玉コレステロールの値が高い人は血圧が高いことが多いので、ちょっと血圧を確認させてください」と血圧を測った。122-88。これは割と正常らしい。血圧の正常値なんて、習ったっけ。世界はいつの間にか知っておかないといけないことが増えていって、生きづらいよね。あとコロナ禍になった当初、急に「かかりつけ医」がいることが前提みたいになってびっくりしたことを覚えてる。

血圧を測りながら、ぼんやり診察室の本棚を眺めていたら、難しそうな本の中に『これから猫を飼う人に伝えたい11のこと』が並んでいて、よかった。

手出し

本は発売されてしまうと、割と何もできないな……といつも思う。中身をよりよくすることはもちろんできないし、販促のために著者ができることなんて、本当にあってないようなものだ。だからこそ大事なのは「中身」なのだ。中身が僕の代わりに頑張ってくれる、と信じるしかないのだ。
本に「手出しは無用」と言われているような毎日である。

戦時中

戦時中のドラマとか映画とかで、特高だったり、「非国民!」と誰かをなじるシーンだったり、理不尽な暴力なんかを観たとき「ああ、世界が狂っていて、かつ未成熟だから、こんなくだらなくて非人間的で馬鹿らしい感じだったんだな……」って薄ぼんやりと思って、どこかで「ファンタジー」みたいなイメージで眺めていたけれど、そうじゃない。いまも全然変わらない、というか人間は本来「非人間的」なのかも知れない。なのかも知れないから、それを努めて律するための「知性」や「教養」が必要なのだな……と、昨今のニュースを見聞きするたびに、今さらながら実感している。

三十一筆箋 −猫−

きょうご注文いただいた段階で、手元に『三十一筆箋 −猫−』がなくなりました。しばらく欠品となります。
ご迷惑をおかけいたしますが、再販まで『猫猫』のほうをよろしくお願いいたします。

きょう作った短歌

何を抑えているのか、よくわからないけれど、常に何かを「抑えている」状態なので、それ以外のことが何も抑えられなくなる。甘いものを際限なく食べたりしてしまう。

ラノベ?

短歌カード通販開始

キャッツミャウブックスさんで直筆の短歌カードの通販が始まりました。短歌の頭文字で選んで購入するシークレットカード。形を変えた「におみくじ」とも言えます。

新刊『いまから猫のはなしをします』または『三十一筆箋 −猫−』との同時購入で少し割引になるそうなので、ぜひ。

上記の通り『三十一筆箋 −猫−』は、しばらく増刷予定がありませんので、この機会にどうぞ。


そんなそんな。