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昨日の日記

2022.09.23

まずは、昨日の日記から。

らいさまお届け

朝かららいさまのお届けに。らいさまは、終始おとなしくて、電車でもほとんど鳴かず、偉かった。

最寄りの駅まで里親さんが迎えに来てくれているはずだ……と、改札を出ると、里親さん親子と甥っ子さんが出迎えてくれて、しかも3人ともこのTシャツを着ている、というサプライズ……。らいさまには反射的に「なんか変な家に来ちゃったね」と言った(失礼)けれど、内心は「こんな熱烈歓迎、ありえないよ。すごくよいお宅に縁付いたよ」って思ってた。

先住猫さんとの距離を徐々に縮めるために、らいさま用の隔離部屋や脱走防止の柵も用意してくれていて、すごく考えてくれていることが伝わってきて、何も心配せずにお渡しできた。あとは先住猫クーさんとの相性だけだけど、なんか大丈夫な気がする。

そして、らいさまの新しい名前は「かぶ」。歌舞伎の隈取みたいな模様から。

本当に不思議なんだけど、里親さんが付けてくれる名前って、いつも最初からすごくしっくりくるんだよね。
僕らが仮の名前として付けるものより、ずっと前からその名前だった、みたいに似合うんだよ。
たぶん、里親さんが迎えるまでの間に、すごく真剣に考えて決めた名前だからなのでは、と思うのだ。

ひとつ心残りは、里親さんに引き渡す前に、らいさまを最初に保護してくれた「K.Ika」さんにらいさまを見てもらうべきだったのに、思いつかなかったこと。
明確にらいさまの運命を変えた人なのに、僕らはただそれをつないだだけなのに、気が利かなくて、本当に申し訳ないことをした、と思っている。

necoya books

その後、妻は帰宅し、僕はその足で立川に向かった。今年の8/8にオープンした猫の本屋さん「necoya books」に行くためだ。「三十一筆箋」シリーズを置いていただいているので、ご挨拶も兼ねて。
立川駅から少し歩いたところに、お店はある。

とても素敵な外観と店内で、落ち着く感じ。
……で、店主の柳(ゆう)さんと少しお話をした。

話しているときには、まったく気づかなかいほど自然で、むしろ、そう聞いて驚いたんだけど、ソウル生まれの韓国籍なんだそうだ。
たまたま当日の東京新聞で、とても大きな記事が掲載されていて、お店にも置かれていたので、読ませていただいたんだけど、情報量が多くて面白すぎた。ウェブにもあったのでリンク貼っておきます。
お忙しい中、ひょっこりお邪魔したのに、丁寧に対応いただいて、恐縮でした。
またお邪魔しようと思う。

短歌マッチングアプリごっこ

そして立川から阿佐ヶ谷へ。
阿佐ヶ谷ロフトAで開催された『枡野浩一全短歌集』(左右社)発売記念イベント「短歌マッチングアプリごっこ」に参加するためだ。

参加すると言っても、最初は普通に客席でぼんやり楽しもう、と思っていたのが、枡野さんからの「うなずいてくれていればいいです」というDMから、あれよあれよという間に登壇する運びとなって、オンラインで配信もされるという。
会場に入ってみると、枡野さん、山階基さん、藤井良樹さんがすでに準備を始めていて、僕はまったく現実感のないまま、そしてまったく段取りもわからないまま、観客60人+オンライン視聴者?人の前でマイクを持って座ることとなった。

「短歌マッチングアプリごっこ」 - 公式ストア (twitcasting.tv)

アーカイブ、どうやらまだ購入して視聴可能みたいなので、興味のある方はどうぞ。

イベントの詳細は省くけれど、まあ、登壇者であっても、観客としてであっても、あまり変わらない感じだった。
ただ、ただ笑っていただけだから、笑う場所が登壇者席か客席か、の違いだけだった。

物販で賑やかしに持参した「三十一筆箋」シリーズ5冊ずつは完売。「におみくじ」もたくさんの人に引いてもらった。とにかく、多幸感とババロアの単語に満ちた不思議なイベントだった。

あと、個人的には初めましての天野慶さん、鈴掛真さん、脇川飛鳥さんとご挨拶できたのが、とても感慨深かった。

色んな人に「らいさま、よかったですね」と声をかけられて、短歌の場所で、猫のことを話しかけられると一瞬脳みそがうまく反応できなくて、戸惑った。

イベントが終わり、あらかじめ予約していた新宿のカプセルホテルへ。
予約をしていた旨を告げると「ご予約入っていないようです」とフロントの人に言われて、そんなはずは……と思いながらも、とりあえずその場は現金でチェックイン。
落ち着いて調べたら、同じ系列のカプセルホテルの「荻窪店」に予約を入れていた。
荻窪店のほうへ電話をして、事情を話し予約をキャンセル。事なきを得た。

そんなそんな。