スイカ

2024.07.21


それにしても少し前まで自分がポイントなんかに翻弄されると思っていなかったな……。
それも「1ポイント進呈」とか、なんというか……「塵も積もれば山となる」ということわざを悪用したようなしくみ、すごく景気が悪い気持ちになる。

同時性

午前中、妻が買い物に出かけて、昼頃帰ってきた。妻が買ってきた品物をひとつずつ冷蔵庫にしまったり、冷凍庫にしまったりしていて、エコバッグにスイカ(6分の1個)が入っていることに気づいた。今年初めてのスイカだ。

僕が「おお! スイカ、いいね!」と嬉しげにいうと、妻は「でしょう?」と得意顔だった。

少しあと。

妻の電話が鳴って、何かを二言三言話して切ってから、妻が僕にぼそっと言った。

「スイカ持ってくるって」「え?」「いま、うちの親からの電話で、なんかいただいたスイカを持ってきてくれるんだって」と言うではないか。

よりによって、きょう? どういう偶然?

こういうとき妻はもう無駄な抵抗をしないで、素直に受け取ることにしている。親とは、そういう存在なのだ。

「どれくらい持ってくると思う?」と妻が僕に尋ねる。
「1玉まるまるじゃない?」と答えると「いや、さすがにそんなには持ってこないんじゃない?」と妻。

少しあと。

家のチャイムが鳴って妻が応対して、リビングに戻ってきた。

特大の1玉を抱えて。

これ写真だと大きさがわからないけど、とにかくデカいのだ。

きのうまで我が家には兆しさえなかったスイカが、今は1玉と6分の1玉あることになる。

晩ごはんの後のデザートは、もちろんスイカだ。
美味しかったけれど、今後しばらくはずっとスイカだ。

前の畑

夕方、外猫の「かの」が塀に登って、前の畑の一点をずっと凝視していることに気づいた。

僕はその横まで行って、「かの、なんかいるの?」と、かのの視線に合わせるように顔を近づけて、かのが見ている方向に目を凝らしてみた。

いた。未知のキジ白の猫だ。お腹空いたら、うちにくればご飯くらいはあげるから。

カイの挙動

カイは、ずいぶん我が家に慣れてきた。僕が歩けば僕に、妻が歩けば妻について歩く。ドアの前ではかならずモヤモヤと入るか入らないか、出るか出ないかで迷う。
ベッドに乗ってきて、一緒に寝たりするんだけど、お腹に乗ったり太ももに乗ったり、なんか変な乗りかたなんだよな……。……で、結局自分でもしっくりこないみたいで、ベッドから降りてしまう。

あんなにカッコいいのに、なんとなく挙動に落ち着きがなくて、カイを見ていると『ワンピース』のウォーターセブン編で出てきた「ワンゼ」を思い浮かべてしまう。

愛い。

明日以降すること

  • メガネを作る

  • あつぎのえいがかんkikiの年会費を支払う

  • 原稿2件仕上げる

  • 本を7冊読む


そんなそんな。