取材

2024.05.10


きょうは、なんか寒かった。

オンライン取材

きょうはお昼からオンラインでの新刊についての取材だった。先日の新刊予約特典の刊行前トークイベントもオンラインで、そのときは背景をぼかす形で部屋のぐちゃぐちゃを誤魔化したけれど、きょうはもう少しちゃんと誤魔化そう、と背景画像を物色。

zoomの背景って宇宙っぽいのにしたり、海っぽいのにすると、なんというか……ふざけているように見えるんだよね。宇宙の中に自分の顔があるの、なんか奇妙だもん。そんなわけで一番シンプルなこの背景にして挑んだ。

お相手はライターさんと編集さんのお二人で、どちらも初めましての方。事前に「こんなことをお聞きします」という設問もいただいていたので、設問すべての回答を、結構細かく原稿化しておいた。ただ、それを読むとかではなくて、まあ、なんとなく自分の中で「こんな感じのことを言おう」みたいに留めておいて、あとは自然に話した。割と言いたいことは言えた気がする。

ライターさんは猫を飼い始めたばかりのかたで、編集さんは猫を飼い始めたいけれど、以前飼っていた犬を看取ったときのしんどさによって、なかなか踏み出せない、というかただった。
新刊は看取りに関する本なので、お二人とも、ときに大きくうなずき、ときに涙ぐみ、めちゃくちゃエモーショナルな取材となってしまった。まあ、そういう本だから仕方がない。よい記事にしてくれそうな気がする。

そう言えば、先日某猫雑誌の編集に長く携わっているかたに聞いた話だけれど、昔は看取りの特集を組むと「こんな特集、読みたくなかった」みたいなクレームが山ほど来たらしいんだけど、最近ではそんなクレームは一切来なくなって、むしろ人気の特集らしい。長く飼っている人が増えて、現実問題となっているってことだよね、きっと。

1時間くらいのオンライン取材が終わったら、もう割とヘロヘロで、ウォーキングにも行かず、文学フリマ東京の準備もせず、ただただぼんやりと過ごしてしまった。

そんなそんな。