視野が狭い

2023.10.18


試作

きょうも『猫と生活』を1冊作ってみた。時間的には、もっと制作できるけれど、目と根気が持たなくて、1日に1冊が限度。

きょうは無印良品の0.3mmのボールペンを使って書いていった。いい具合だけど、実際に書けてしまうから、原稿が潰れていくのが惜しい。

トレーシングペーパーを敷いて、それに書いていく、と考えた。筆圧を少し強くしないと写らない可能性があるけれど、これでもいけそう、と思っていたら。

トレーサーは以前試してみて、ちょっと太すぎたんだけど、確かにボールペンの色を「黒」にする理由は全然なくて、薄い黄色っぽい色とか灰色っぽい色にすればいいのでは。こういうことって、言われてみると「なんで思い浮かばなかったんだろう?」って自分でも不思議になるほど当たり前のことなんだけど、たぶん自分では絶対に思いつけないんだよ。視野が狭いというか、思い込みが激しいというか。だから、こういうアドバイスは、とてもありがたい。その線で考えよう。

……と、きょうも1冊作ってみて、だいたいわかった。

  • 短歌のフォントサイズをもう少し大きいほうがいい

  • 筆記具は極細のゲルインクボールペン(黄色とか灰色)

  • 1冊作るのに1時間半くらいだけれど、1日に1冊が限度

  • 仕上がりは悪くない

……ってことを踏まえて、原稿から作り直すことにした。

ここまで作った2冊は主催側のキャッツミャウブックス安村さん、小泉さよさん用にしよう。

あしたは黄色か灰色かなんか目立たない色の極細ゲルインクボールペンを買いに行ってみよう。

におみくじ欲

本当のおみくじみたいに来年のお正月時期限定で通販しようかな、とぼんやり考えていた「におみくじ」。

きょうnecoya booksさんのツイートで知ったこのメモ帳を見つけた瞬間「おお、かわいい! これで『におみくじ』を作ればいいのでは?」と思って、ひとまず全種類買っておいた。

……で、通販限定にするんだったら「受注生産」にすればいいことにも気づいたよ。

従来は、対面販売が基本だったから全部の短冊を作って、封筒に入れて駄菓子屋のブロマイドみたいに引いてもらっていたし、通販でもそのままの流れで、「すでに短歌を書いた短冊が存在する」状態でそれを販売していた。

でも通販を基本とするのであれば、最初から全部を準備しておくよりも、注文が入ってから直筆で書けばいいことに気づいたのだ。天才。

つまりこういうことだ。

  1. あらかじめ「におみくじ」として販売する短歌に通し番号を振ったエクセルの一覧表を作る。「あたり」欄も作っておいて15首に1首くらいに丸を入れておく

  2. 販売するときには、販売サイトに番号を羅列しておき、好きな番号を選んでもらう

  3. 売れた番号の短歌をエクセルで確認して、そこで初めて直筆で短歌を書いておみくじを作る

  4. 発送する

こうしておけば、何百首も短冊を書いて準備する必要はない。1日で何百首も売れると大変だけど、そんなに売れないし、それはこちらで調節できる。

……で、これを上記の猫の毛色のメモ帳で作るのであれば、メモ帳の種類は「みけ」「しろくろ」「ちゃとら」で100枚綴りらしいので、例えば300首準備して、エクセル上でそれぞれに「みけ-001」〜「みけ-100」、「しろくろ-001」〜「しろくろ-100」、「ちゃとら-001」〜「ちゃとら-100」とナンバリングしておいて、それらを販売するのだ。

例えば「みけ-68」を注文すると、「みけ」のメモ帳の「68」枚目の紙に書かれた短歌が届く、というのはどうだろう。(メモ帳は10枚ごとに紙の色や種類が違うらしい)

楽しそうじゃん。

まあ、2023年に作った短歌に限定しようと思ってるから、実際には300首もないんだけど。

おやすみ短歌

11月刊行予定の『おやすみ短歌』(枡野浩一・pha・佐藤文香 実生社)に一首掲載していただいています。

他のメンバー、初めて知ったんだけど、豪華!
このような企画じゃないと、なかなか並べない名前の中に自分の名前があると、やはり少しうれしいです。
添えていただいた文章もすてきです。ぜひ。

18年ぶり

「プロジェクトX」が18年ぶりに復活するらしい。復活することよりも「終わったのが18年前ってこと? 18年?」と驚いた。たぶん「情熱大陸」とかとごっちゃになったりしているせいだ。あと実はほとんど観たことがない。

ほとんど観たことがないくせに、こんな文章は書いたことがある。

そんなそんな。