コレクトコール

2024.01.26


きょう「このことを書こう」と思ったことを極力時系列的にも忠実に書こうと思う。

きょうのお弁当

きょうも妻は出勤日だった。
きょうのお弁当は、昨日の晩ごはんの残りのれんこんと豚肉の味噌マヨ炒め、枝豆とカニカマの卵焼き、ほうれん草と人参のなんか(冷凍食品)。

きょうやったこと

サイン本は、『猫のいる家に帰りたい』は完売。『これから猫を飼う人に伝えたい11のこと』は残り2冊、『いまから猫のはなしをします』は残り5冊。

前にアンケートを取ったときは『いまから猫のはなしをします』を買う、と答えた人が一番多かったので、多めに準備したけれど、アンケートの結果通りにはいかないものだ。

現状、ご注文いただいたかたへの発送は、全部完了している。ポストに投函する「クリックポスト」で発送した。

……で、腰痛が悪化してからあまりウォーキングに行けていなかったことと、2月から始まる「夙川ネコアツメ展」で商品につける値札をマスキングテープで作る必要があって、そのマスキングテープを買いにいかねばならなくて、発送作業が全部終わったあとで、ダイソーまで歩いてマスキングテープを買いに行った。

グーグルマップ的には、徒歩で片道44分らしい。

てくてく歩いて行って、マスキングテープとお菓子を手にセルフレジの列に並んだら、前に並んでいたおじさんが、手に「のびる猫じゃらし」だけを持っていた。

見たまんまの短歌だけど、悪くない。

……で、首尾よく買い物も終わって、上記の短歌なんかを考えながら、また同じ道を歩いて帰った。

歩いていると短歌ができる。
きょうは上記の他にも「手紙の短歌」ができた。

「仁尾みくじ」にしろ、今回のサイン本にしろ、ポストに投函すると、数日後に指定した家に届くのである。

郵便って、すごくない?

しかも当たり前だけど、人間の手から手に渡って、最終的に宛名先の人に届くわけでしょ? 考えてみると、それはなんかちょっと「郵便が届くという世界線である以上、まだ世の中はだいじょうぶなんじゃないか」って、ちょっと思わされるような健気さがあるよ。

……みたいなことを考えていて、実際そういう短歌も作った。(今年は、未発表の短歌をストックしていってる)

……で、家について、猫たちにご飯をあげて、一息ついて、トイレに入ったときのことだ。

さっきまで考えていた「手紙のこと」からの連想で「いまは携帯電話だけど、以前は家電だったんだよな……。家電って、たぶん物理的に『線』で繋がっていたんだよね? この線を辿っていけば話している人に会える、みたいな。そう言えば、大学生の頃、付き合っていた彼女は留学をしていて、『コレクトコール』で掛けたり、掛かってきたりしていたな……」って考えているときに、突然こんな歌詞とメロディーを思い出した。

コレクトコールで電話してまじめに愛を打ち明けたら「変わった人ね」とあっさりこの耳にひじてつさ

この続きも、割とはっきり歌詞とメロディを思い出せているんだけど、誰が歌っていたのかは、まったく思い出せない。

すごい。なんか、記憶のしくみの謎を垣間見ているように歌っている人と曲名だけ、ぽっかりと思い出せない。思い出せなすぎて、気持ち悪いけどおもしろい。

そもそも僕の生活には、昔からほとんど「音楽」がなかったので、思い当たる歌手がいないのだ。

でも今はすごいね。上記の歌詞をグーグルで検索したら、一撃でわかった。

中村あゆみの「ミス・ユーモア抱きしめて」という歌らしい。

ああ、そう言えばダビングしたカセットテープ、持っていたかも。このサイト、曲の出だしだけ聞けるので、同じアルバムの曲の出だしを聞いていったら「おお、おお! 知ってる知ってる!」となった。記憶のフタ、開きまくった。

音楽って、忘れないもんなんだね。

……というのが、きょう書こうと思っていたこと。

そんなそんな。