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心にあけていく穴

2022.11.30

ずっと写真を選んでる……。この作業、すごく苦手だ。
僕は写真をAmazon Photosに全部放り込んでいるのだけれど、どうでもいいような写真でも何から何まで突っ込んでるから、11万5千枚もあるのだ。それらをザーッとスクロールしていって、使えそうな写真をピックアップする、みたいなことをずっとやってる。
サムネイルで見ながらピックアップするから、実際の写真を確認したらまるでピンぼけじゃん! みたいなことも何度もあって、まあまあ面倒くさい。

きょうはてんの写真を眺めていた。
あと、ミルキーとなつめとわらび。果てしないけれど、明日明後日で終わらせる。

短歌の賞

第5回笹井宏之賞の発表があったらしい。

割とたくさんのひとが受賞する賞なんだね。
受賞した人の襟を正したようなツイートと、落選した人の苦しそうなツイートが交錯している。
レースとは競うものだから、しんどそうだ。
賞に応募しようと思ったことがほとんどない。

昔、一瞬だけ「歌葉新人賞」に送ってみようか、と思ったことがあるけれど、ガッツが持続しなかった。
最近になって「仁尾さん、どこかの賞に応募すれば?」と言われたこともあったけど、頑張れば取れるだろうか……というより取れるまで頑張れるだろうか……と考えて、否と思う。
そういう方面に頑張れる気がしない。
でも「賞を取る気分」には、すごく憧れがあって、味わってみたいとは思う。
競わない場所で、誰かが勝手に賞をくれればいいのに。

短歌と出会う時期

僕は小坂井さんよりもっと遅くて、35歳だった。
僕も「もっと早く出会っていれば」なんて思ったこと、あんまりないな……。
周りを眺めて「みんな年下だ……」とは思うし、「例えばもっと若い頃に短歌を作っていたら、どうだっただろう」と想像したりするけれど、それは結局無意味な仮定だから、うまく想像できないんだよね。たぶん仮に早くに出会っていても、うまく続かなかった気がする。
そして僕も二十代はパチンコと競馬と麻雀の日々だった。今作っている短歌とは、全然関係ないけれど、影響がないはずがない。
オールドルーキー、上等。

昨日の打ち合わせ

緊張してしゃべりすぎてしまった昨日のオンライン打ち合わせ、内容はとても興味深くて、おもしろかった。
「この打ち合わせを配信したら、おもしろいのに」と思っていたくらい。

ネオにおみくじ

先日の「絵描きと歌人と本屋の猫ばなし6」の「ネオにおみくじ」で当たりを引いたかたにリクエスト短歌を作ってお送りした。すぐに返信が来て「素晴らしい短歌なので、仁尾様もどこかで発表して下さい」と書いていただいたので、ここに掲載します。
リクエスト内容は伏せますが、短歌だけでも意味はわかると思う。

《逝く猫が次しあわせになる猫のために心にあけていく穴》

《猫だけが入ってくれる 猫によりあいた心の穴の中には》

《救われた子猫に救われたきみに召された猫が報われている》

そんなそんな。