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心にあけていく穴
2022.11.30
![](https://assets.st-note.com/img/1669813354496-AV1Wc9Z56W.png)
ずっと写真を選んでる……。この作業、すごく苦手だ。
僕は写真をAmazon Photosに全部放り込んでいるのだけれど、どうでもいいような写真でも何から何まで突っ込んでるから、11万5千枚もあるのだ。それらをザーッとスクロールしていって、使えそうな写真をピックアップする、みたいなことをずっとやってる。
サムネイルで見ながらピックアップするから、実際の写真を確認したらまるでピンぼけじゃん! みたいなことも何度もあって、まあまあ面倒くさい。
てんは0歳のときから割とヒットマン顔だった、ということが、きょうわかった。 https://t.co/R5Mm7xfRLP pic.twitter.com/GsL6rxHQwO
— 仁尾智(におさとる) (@s_nio) November 30, 2022
きょうはてんの写真を眺めていた。
あと、ミルキーとなつめとわらび。果てしないけれど、明日明後日で終わらせる。
短歌の賞
第5回笹井宏之賞の発表があったらしい。
【お知らせ】
— 書肆侃侃房(しょしかんかんぼう) (@kankanbou_e) November 29, 2022
第5回笹井宏之賞は、左沢森「似た気持ち」、瀬口真司「パーチ」に決定しました。選考委員は大森静佳、染野太朗、永井祐、野口あや子、Moment Joonの各氏でした。受賞作および最終選考会の模様は、2023年2月刊行予定の短歌ムック「ねむらない樹」vol.10(@nemuranaiki)に掲載します。
【お知らせ】
— 書肆侃侃房(しょしかんかんぼう) (@kankanbou_e) November 29, 2022
第5回笹井宏之賞の個人賞は下記の通りです。
大森静佳賞:中村育「風は吹く、無数の朝」
染野太朗賞:手取川由紀「羽化のメソッド」
永井祐賞:野川りく「遡上 あるいは三人の女」
野口あや子賞:八重樫拓也「晩年」
Moment Joon賞:橙田千尋「Liminal」 https://t.co/RXcBdx2kx1
割とたくさんのひとが受賞する賞なんだね。
受賞した人の襟を正したようなツイートと、落選した人の苦しそうなツイートが交錯している。
レースとは競うものだから、しんどそうだ。
賞に応募しようと思ったことがほとんどない。
昔、一瞬だけ「歌葉新人賞」に送ってみようか、と思ったことがあるけれど、ガッツが持続しなかった。
最近になって「仁尾さん、どこかの賞に応募すれば?」と言われたこともあったけど、頑張れば取れるだろうか……というより取れるまで頑張れるだろうか……と考えて、否と思う。
そういう方面に頑張れる気がしない。
でも「賞を取る気分」には、すごく憧れがあって、味わってみたいとは思う。
競わない場所で、誰かが勝手に賞をくれればいいのに。
短歌と出会う時期
自分が短歌に出会ったのは32歳のときだったけど1ミリも「もっと早く出会っていればな」とは思わないね。ウインズ名古屋とパチンコ屋にしかいなかった二十代がなかったら今の歌とか作れてなかったもんな。人にも、物事にも、自分に最適な時期に出会うもんだよ。
— 小坂井”ちゃありぃ”大輔 (@kozakaipunks) November 29, 2022
僕は小坂井さんよりもっと遅くて、35歳だった。
僕も「もっと早く出会っていれば」なんて思ったこと、あんまりないな……。
周りを眺めて「みんな年下だ……」とは思うし、「例えばもっと若い頃に短歌を作っていたら、どうだっただろう」と想像したりするけれど、それは結局無意味な仮定だから、うまく想像できないんだよね。たぶん仮に早くに出会っていても、うまく続かなかった気がする。
そして僕も二十代はパチンコと競馬と麻雀の日々だった。今作っている短歌とは、全然関係ないけれど、影響がないはずがない。
オールドルーキー、上等。
昨日の打ち合わせ
緊張してしゃべりすぎてしまった昨日のオンライン打ち合わせ、内容はとても興味深くて、おもしろかった。
「この打ち合わせを配信したら、おもしろいのに」と思っていたくらい。
ネオにおみくじ
先日の「絵描きと歌人と本屋の猫ばなし6」の「ネオにおみくじ」で当たりを引いたかたにリクエスト短歌を作ってお送りした。すぐに返信が来て「素晴らしい短歌なので、仁尾様もどこかで発表して下さい」と書いていただいたので、ここに掲載します。
リクエスト内容は伏せますが、短歌だけでも意味はわかると思う。
![](https://assets.st-note.com/img/1669812235012-2d4y5j6M03.jpg?width=800)
《逝く猫が次しあわせになる猫のために心にあけていく穴》
![](https://assets.st-note.com/img/1669812239849-dNZEVkHvUH.jpg?width=800)
《猫だけが入ってくれる 猫によりあいた心の穴の中には》
![](https://assets.st-note.com/img/1669812245776-sicTOs3KPR.jpg?width=800)
《救われた子猫に救われたきみに召された猫が報われている》
そんなそんな。