エチュードを楽しもう
以前書いた通り、このところぼちぼちと新しい小説に取り組んでいるのですが、今現在第二話の終わりの部分に差し掛かっていまして。
いやそれがですね、書いても書いても終わらんのですわ。
第一話は一応書き終わっているものの、最初から読み返すたびに細かい部分が気になってちょいちょい直しているんです。
なので第二話を書き進めながらもまた時々第一話を読み返しては推敲が始まるんです。それが楽しくて。
これ、一生書き終わらないかもしれません。こんな書き方するのは初めてで、これまでは書いてはすぐ投稿してたんです。なにせ性格がせっかちなもので留めておけない。撮って出しのようにろくに推敲もせずに即ぶん投げるように出してました。なぜそれが今のような書き方になってるのか、自分でもよくわからないんですが、一つはこれまた以前に書きましたが、“書くことを楽しむ“をしているからです。もっとじっくりと一つ一つ味わうように、書くことを楽しみたいなと。
これまでももちろんそうだったのですが、第一話を書き終えた時、グッと我慢してみたんです。本当はその時すぐに投稿したかったんですよ。でもグッと堪えました。一晩寝かせてみたんです。そして翌朝最初から読み直してみましたら、直したい箇所が山ほど出るわ出るわ。これ昨夜出さなくてよかったわ!とこれまでにない喜びと安堵感のようなものを感じました。
するともう投稿することが目的から外れてしまったんですね。
こうなったら腰を据えて推敲しまくろうと思いました。
最初に書いてからさらに2000文字ほど書き足して、7000字ほどで今は落ち着いていますが、これからまた読むたびに増えたり減ったりしていくんだろうと思います。この作業が本当に楽しくて。連日推敲して行って、1日2日ほどあけて、また一から読んでみると違う視点で読めたりします。するとまた始まる。一体いつまでかかるのでしょうか。神のみぞ知る。
これまでは突発的に書くことが多かったのですが(妄想列車が来たら乗るパターン)、今回は違うんです。「小説を書こう!」と思って書き始めたので、これまでとはスタンスが全く違います。面白いですね。自分でもおかしいなぁと思います。
でもカッコよく言うと、これもまた一つのエチュードというやつなのでしょうね。きっと色んな書き方があるんだろうな、と思います。
一生推敲していくのもまた楽しいかもしれませんね。
新しい趣味を見つけたような気分です。
さて、書き終わるのはいつになることやら。
自分でも見当がつきません。それもまたいとおかし。
いつか書き終わるといいですね。
それではまた。
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