採用にお金をかけられない中小企業は無料媒体を使いこなそう
採用活動はお金がかかります。
求人サイトに求人情報を掲載しようとすれば、2週間から1箇月程度の掲載であっても10万円近くかかります。
それも「10万円くらい~」なので、短期間で採用したい、多くの応募を集めたい、ということであれば枠を大きくしたり、検索上位にもっていったりするためにお金(広告費)をかける必要があります。
それができればそうしてる!
それができないから苦労してるんだ!
なんていう声が聞こえてきそうです。
それでは今回は、まずはなるべくお金をかけずに始める採用活動の方法をお伝えします。
┃まずはハローワークに登録しよう
「ハローワークではいい人が来ない・・・」
と言っている人の多くは、1回や2回の失敗でそう言っている人だったり、ハローワークで求人を出したことのない人が先入観で言っていたりします。
しかし、退職した人は失業保険(基本手当といいます)をもらうために1回はハローワークに行くのです。
行ったら求人票くらいは見るでしょう。
ハローワークからいい人が来ない理由は、ハローワークにいい求人が無いから、とも言えます。
なぜか?
それは、無料で求人情報を掲載できるため質の悪い求人も少なくないのです。
ですので、仕事を探す求職者側も「いい求人ないな」と思いながら見ているのです。
そこにちょっと目を惹く求人があれば、求人に応募してくれるかもしれません。
ハローワークも悪質な求人を排除するなどの取り組みを実施しており、掲載される求人の質も改善されていますし、求人情報の露出を増やす意味でもまずは、試しに登録してみることをお勧めします。
┃無料の求人サイトも活用しよう
無料で掲載できる求人サイトもありますので、あまり期待はせずに掲載してみましょう。
うちの事務所は、無料の求人サイトで採用したことがあります。
私が使ったことがあるものを紹介します。
ご存知の方も多いと思いますが、Indeed (インディード)は、無料で求人情報の掲載ができます。
ただし、広告費をかけた方が上位に表示される可能性が高まるので予算に合わせて費用をかけてみるのも良いでしょう。
とてもカッコイイ作りになっており、自社の採用サイト代わりにも使えそうです。
簡単な作りになっていますが恐らく他の求人媒体とも連動されているのかと思われます。
新規登録をしたり更新をしたりすると上位に表示されるので、小まめに更新をすると良いでしょう。
他にも探せばあるかもしれませんが私が使ったことがあるのは、この3つです。
以上の求人サイトの入力項目に沿って内容を考えていけば、採用活動において伝えなければならないことも見えてくるでしょう。
各項目は、できるだけ文字数制限に近いくらい詳しく、具体的に記載しましょう。
それは、ハローワークの求人票も同様です。
┃自社のホームページも活用しよう
ここまでで、無料の求人サイトとは言え外部に発信し、露出を増やす取り組みをしてきました。
最後に必ずやって欲しいのが自社のホームページでの採用ページの作成です。
1ページ増やすだけでいいのです。
そこで、より詳しい採用情報を掲載するとともに社長のメッセージや先輩社員からのメッセージ、社内の様子など、求職者が「自分が就職したらここで、この人と働くのか」とイメージできるような内容を掲載します。
┃まとめ
中小企業だから求人にあまりお金をかけられない、という悩みを抱えている経営者は多いですが、まずは少ない費用でできる限りのことをやってみるところから始めましょう。
あとは、FacebookやTwitterなどのSNSで発信ができれば少ない費用でも良い人を採用できる可能性が高まります。
FacebookやTwitterなどで社員が生の声を届けるなど、中小企業だからこそできることもあるのではないでしょうか。
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