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子が小学校にあがるのが、なんだか楽しみになってきた

ちょっと前まで赤ちゃんだった我が子がこの春、小学生になる。

ちょっと前まで床であうーとじたばたして、強キックで動き回っては後頭部にハゲをつくり、よだれを沢山垂らしてスタイをしめらせ、よちよち歩き、いつの間にか駆け回るようになって、気づいたら舌ったらずながらも結構喋るようになった息子。

あれ、こう書くとちゃんと成長しているなぁ。

そんな息子が、とうとうランドセルを背負って小学校へ通うというのである。

未だ実感はなく、小学校にいったらお母さんが働いてない子にも出会うんだよなぁ、学童で帰りが遅い方だったら気分が沈んちゃうかな。ひとりで登下校するの大丈夫かしら。学童200人くらい居るらしいけど上手くやっていけるかしら……学校の準備や座って授業受けるのちゃんとできるかしら、と、なんかもう不安しかない。

けれども、先日の祝日に、ざぁざぁと雨が降ったかと思えばかーーーっと晴れ、また急に暗くなって雨が降り出すような変な天気だったので、息子と学用品の準備をすることにしたら、ちょっと楽しくなってきた。

家族みんなで買いに行った文房具を引っ張り出し、「まずはどれ使う?」と多めに買ってきた下敷きや鉛筆からとりあえず使うものを選ぶ。

下敷きは赤と緑のうち赤を選んだから、まだ赤いランドセルには飽きていないかもしれない。
(もう買ったのがだいぶ前だから、飽きたとか言い出さないかが地味に心配で。少数派と気づいたら気が変わらないかとか……)

上履きと体操服と紅白帽に名前を書き、シールで段差ができたらまずい下敷きにも手書きで名前を書く。その他はAmazonで頼んだお名前シール、ひらがなで息子の名前が印字されたものをぺたぺた貼った。

その間に息子には、選んだ鉛筆を削ってもらう。

お名前シールのおかげで案外楽で、思っていたより時間はかからなかった。

色鉛筆のケースをあけるときはここを押すんだよ。
筆箱の反対側を開けて「ここは何入れるの?」という息子に、ここは定規を入れるんだって。定規って知ってる? 知ってるか。いずれ使うようになると思うよ。なんて話をする。

あぁ、新しい生活がはじまるんだ。
ずっと不安ばかりだったけど、ちょっと楽しくなってきた。

それらを、息子用に買ったランドセルラック兼学用品入れの引き出しに入れる。
家が狭くて机は買えなかったけど、はじめての息子のスペースとして、おもちゃやぬいぐるみを詰め込まれ愛されている。

準備が終わると息子は最近ハマっているスマホゲームにさらっと戻ってしまった。
彼は泰然自若としていていい。
将来大物になるかもしれない。
しらんけど。

時間は容赦なく過ぎてゆき、小学校入学まであと2週間。なにか準備を忘れてる気もするし、もっと夫とすり合わせをすべきな気もする。
それでも日々仕事があり、家事があり、生きていかねばならず、あまり時間はない。

でももうここまで来ると「なるようにしかならない」「何かあったらその時どうにかする」と開き直りも生まれてきた。
体力の衰えに日々慄いているが、精神的には図太くなってきて、歳を重ねるのもそう悪くない。

不安ばかりだったけど、少し「楽しみ」な気持ちも混じってきてよかった。

ええとあとは、PTAのアプリを入れて、書類を書いて、GPSの登録と動作確認をしよう。

これで準備は整ったかな?

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