見出し画像

「事実」だけを抜き取るチカラ

私の友人は「何はともあれ事実はコレ」というのを抜き出す力が高くて感心する。

人間、アレコレ考えるものである。

アレコレ考えているうちに、事実、確からしい想像、ありうる可能性、妄想、などが緻密に結び合ってこんがらがってくる。

そんな時、再び「事実」に立ち返ると、議論や今やるべきことがスッキリする。

ここから具体例。

実は今私は体調を崩して伏せっている。
どうやら胃がしんでいて、一昨日嘔吐、その後あまり食べられず、胃もたれ、寒気、倦怠感にくるしんでいる。

熱はない。

昨日は出社したが、電車内で体調が悪くなり、駅のホームでしばらく蹲り駅員さんに声をかけられるという初体験をした。

疲れかストレスか自律神経が乱れているのか。

はっきりしない体調と、子の看病に貴重な有休を自分のために使う苦悩、体調管理もままならないことへの悲しみ、今月既に子と自分の体調不良で休みまくってることなどに、なぜだ!!なぜこうなったのだ!!と悶絶していたところ、

「原因はどうあれ、たぶん実際に胃がしんでるんやで」

と言ってくれたのが、その友人。

「刺激物は避け、あったかい消化にいいものをお食べ。あと、自律神経失調とか「また気持ち悪くなったらどうしよう」っていう緊張感も吐き気を助長しますので、リラックスして睡眠をじゅうぶんにね」

内科の窓口勤務な彼女の助言は具体的だ。

そう、何はともあれ胃はしんでいるのだ。

原因はともかく、とるべきは、事実への対応なのだ。

というわけで、今少しすっきりした気持ちで横になっている。

体調が悪いと、よりアレコレうだうだ考えてしまって良くない。
原因と対策を考えるのも大事だが、今やるべきことは事実への対応で、振り返りと予防は火が収まってからで良い。

今日はゆったり休みます。

#エッセイ #体調不良

ここから先は

0字

¥ 140

サポートいただけるととても嬉しいです!よろしくお願いいたします。