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短編

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情景を思いつくがままに文章にしてみました。 そしてそれを集めてみました。 インスタントフィクションです。
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#神隠し

山彦[インスタントフィクションその25]

不思議な穴がある。大通りの道から誰もが素通りするような脇道に逸れて少し進んだひらけた場所に、液体が並々に注がれた穴があるのだ。液体に色がついている様子はないが不思議と中を見通すことはできない。なぜ僕がこの穴を見つけたのか、なぜ脇道に逸れようと思ったのか、それすらもわからないのになぜかやるべきことはわかっている気がする。それを実行するとしよう。
「じゃんけんぽん!」
驚いた。突然穴から手が出てきたと

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