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予算25万円で行く北海道3泊4日の夫婦旅

昨年11月初旬に夫婦2人で北海道を旅行しました。

いやー、最高でした!
と書きたいとこですが、掘り下げてみると、そうとも言えないことも所々にあったので、旅の記録を割と本音で記してみようと思います。

【初日】札幌で人生最高額めし

16:40に新千歳空港到着
そこから札幌駅まで特急列車に揺られて40分。
たまたま普通席に座れましたが、座れてなかったら地獄だった気がします。
次回から新千歳空港から札幌駅までは指定席を買います。

夕食は『カニの花咲』へ

1人35,000円!
もちろん人生で最も高額なコース料理です、後にも先にも。
というよりこの店を軸足にこの北海道旅行を決めたぐらいです。

かなりおごそかな雰囲気の店かと身構えてたんですが、意外にも大学生のバイトさんが料理を運んでくれる感じが、すごく好印象でした。

ただカニをさばいてくれるおっちゃんは貫禄満点で『絶対美味いカニ提供してくれるやん!』と高ぶりました。

まるまる1匹のカニを刺身、ボイル、焼きと、ありとあらゆる手段を使って食べていくスタイル。

めちゃくちゃ美味しかったです!
美味しかったんですが…しいて言うなら、どんどんカニが運ばれてくるので、もっと味わいながらゆっくり食べたかったと後悔してます。

こちとら過去最高額のエンゲル係数を記録する晩餐ですから。
カニを吊し上げて下から食う感じを写真に収めたりしかったです。
自分達が遠慮しちゃっただけなんですけどね。

生まれて初めてカニを『もうええわ!』ってぐらい食べられました。大満足です!

北海道では締めパフェが定番と聞きました。

2時間近く待ちました。
締めにもってこいなお店の雰囲気、お酒とおつまみを含むメニューが豊富なので、あれだけ並ぶことも頷けます。
私の場合は頼んだメニューを間違えたこともあり、これはちょっと失敗しました。

初日の宿泊先

マリオットボンヴォイのポイントを使ったので費用はかかっていません。
昨年アメックスカードの改悪があったとはいえ、旅行好きにはコスパの良いカードであることは間違いなさそうです。

中心地からのアクセスがかなり良く、締めパフェの店から近かったことも救いです。

ホテルの中にはジムもあったので、普段運動しないのにこういう時だけ汗を流しました。

【2日目】小樽で旅先バイアスに酔う

朝はホテルの近くにある評判のパン屋さんに散歩がてら行きました。

これは完全に自分のリサーチ不足ですが、イートインスペースがなかったので、近くの広場のキンキンに冷えた石の椅子で食べる悲しい朝食で始まりました。パンは美味しかったです。

その後、電車で45分かけて小樽へ(ここは指定席で)

昼食は小樽駅近くにある『宝すし』へ

さすが北海道の海鮮と感激する美味しさでした!

そして妻が店員さんからおすすめの市場を教えてもらいました。
その南樽市場にバスで行くことに。

たしかに地元の海鮮が豊富でした。
しかしです。福岡までのクール便の方が高くついたので、決してお買い得とは言えなかった気がします。
"何か買って帰ろうブースト"に入った妻を止められませんでした。

旅先のバイアスってやつでしょうか。

宿泊先

星野リゾートの名前が入ったホテルですが、1人6,000円とすごくリーズナブル。
ただ館内着やアメニティにお金がかかったり、サウナがあるけど水風呂がなかったりってとこが少し寂しかったです。

スタッフさんは近くの食事処や観光地を丁寧に教えてくれました。

全体的にコスパの良いホテルなんだと思います。

夕食は『シロクマ食堂』

この店、想像を超えてきました!
最初は『え、こんな場所に店あるん?!』ってぐらいひと気のない道を歩いて店に向かったんですが。
全部のメニューが美味しかったです。

特に『五四〇』というブランドのじゃがいも、びっくりしました!
『じゃがいもなんて…』とじゃがいもの限界を知ってる気でいた自分が情けなくなりました。

北海道バイアスを差し引いても、この店はまた行きたいぐらい美味しかったです。

【3日目】定山渓温泉

小樽から札幌駅へ(ここは自由席で大丈夫)
札幌駅で昼食のスープカレーを食べました!

海鮮が続いてた中での気分転換!
元々、辛いのが得意ではないけど好きな私。
札幌に住んでいたら病みつきになりそうなぐらいあぶねー味がしました。

札幌駅から送迎バスで佳松御苑へ。

2階建ての綺麗な建物。
この旅館めっちゃ良かったです!

2食ついて1人30,000円と旅行割を使った分、少しお得に泊まれました。
客室は全室風呂付き。
フロントも含めて全体的に落ち着く空間、ロビーの横にあるカフェスペースが、めっちゃ自分好みでした。

そしていい意味で1番驚いたのが、スタッフさんのホスピタリティです。
チェックインの時、『お部屋までお荷物運びます〜』っていうあれありますよね。
服屋の店員さんの『お出口まで商品をお持ちします〜』の上位互換です。

1階のロビーから客室の2階までエレベーターを使ったのですが、荷物を運ぶスタッフさんは隣の階段を使うとのこと。
私たちをエレベーター前で見送ったあと、2階に到着したエレベーターが開いた時には、先程見送ってくれたスタッフさんが目の前に。しかも両サイドにはキャリーバッグが。
3泊4日分の重たいキャリーバッグ2つを抱え、とんでもないスピードで階段を駆け上がり、エレベーターの前で待ち構えてくれたのです。
ありがたいより怖いが少し勝ちました。

ちなみにそのあと妻とそんなことが本当に可能なのか、エレベーターと階段を使って検証しました。さながら金田一少年がトリックを確かめる時の感じです。
手ぶらでもエレベーターに追いつくのはギリギリでした。


夕食は旅館のコース料理。味もなかなか。
北海道の暴力的美味さに舌が慣れてきたのかもしれません。

ただ食事会場を出た隣に夜食コーナーがありました。これが結構豊富で嬉しかったです。

そしてこの時間、ロビーでは薪を使った焚き火が続いていました。
この時間の焚き火はずるいです。

この火を見ながら思ったのですが、宿に"都会の喧騒から離れてる感"を求める年頃になったことを改めて実感しました。

佳松御苑、最高でした。
また泊まりたいです。
そして荷物を運んでくれたスタッフさん、お気遣いなく、次はエレベーターで一緒に上がりましょう。

【4日目】新千歳空港から帰福

新千歳空港もあんなに広くて充実しているなら、もっと早めに行ってゆっくりしたかった…ってのが最後の心残りです。


かかった費用

夫婦2人分・JR /バス代は含まず

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