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たのしい別邸部

2023年、今年はどんな年でしたか?

こんばんは、サイレンです。
筆者:建築士でバンドマンなオタクのオタク
本記事はんドンアドベントカレンダー2023の5日目です
昨日のあんのーんさんによるフリーゲームの記事、もう読みましたか?
筆者の過去のはんドンアドベントカレンダー活動
■ 2022①→ たのしいはらがみ(はんドンアドカレ編)
■ 2022②→ 運命の一本を探して(化粧品について)
■ 2021①→ せいべHD秘書部:𝑰𝑵𝑻𝑬𝑹𝑵𝑬𝑻で用意できる贈り物編
■ 2021②→ 30代自撮り大好きインドア子持ち技術職ベストバイ10

2023年は公私とも、これまで以上にたのしいことだらけでした。
長めに生きていくのも悪くないですね。
今年は忘れたくないことばかりなので、忘年会はやりたくないくらいです。
忘れたくない諸イベント、諸節目の中から、別邸を構えた話をします。


説明しよう、別邸とは

本記事内における用語の定義、関係性

■ 本邸 → 普段本拠地として住んでいる場所
■ 別邸 → 日常住んでいる家以外に、別に設けた家
■ ぽにょ → 筆者(サイレン)の別愛称
■ ぽにょ別邸 → ぽにょの別邸、本邸からふらっと徒歩圏内、2023/3入居

どうして別邸を構えたのか

自分のテリトリーが欲しかったからです。
本邸内にも、自分だけで使う仕事スペースおよび寝室がそれぞれあり、本音としては不自由していません。
が、親しい人間や日常生活といった、継続的に受け止めていく必要がある事柄に対し、精神&肉体的疲労のリセット空間を近場で用意しておく方が、自身のバランスが保ちやすくなり、トータルで人生穏やかにうまくやっていけるのではないか、と考えました。ちょうどさまざまな機運もあり、勘に従って別邸を構えることにしました。

利用頻度と用法

月に2.5ターンか、3.5ターンくらいです。
仕事をしに少し寄るだけのこともあれば、お掃除だけの日も。短めの1泊2日の時も、3日くらい籠っている時もあります。「缶詰」と呼ぶ、集中して仕事やその類を進めるための行為をやる専用部屋があり、主に缶詰をしたり、ゆっくり睡眠をとったりするために使われるのが別邸です。

別邸の法律的な扱い

あとあとの手続きの面倒さを見越し、本邸の名義人にサイレンの名前はありません。配偶者のソロ名義になっています。
それでも世帯として既に住居を所有しているという判定になるため、サイレンが単独で家を購入する際でも「セカンドハウス」扱いになります。
セカンドハウスには、住宅ローン控除はありません。
また、返済能力に関する審査条件が特に厳しいとのことです。
(筆者のように外から見たら実質2ローン同時進行となる場合など、これの発生条件に該当します)
金利についても、住宅ローンよりだいぶ高めに設定されています。
今回の新築物件契約は、仮審査と本審査で8ヶ月以上の空きがありました。
どちらの審査の際にも、本当に住むんですか?や、どのように使いますか?と何度か確認&念を押されました。
又貸し等の事業用でないことの、明確な意思表示が必要でした。
ぜいたく品扱いされる「別荘」とは異なり、生活に必要なものとして認められるものが「セカンドハウス」であるため、不動産取得税などでの若干の軽減措置があります。

付随する諸事情の補足

実は別邸の方が本邸よりもだいぶ高価なお買い物だったのですが、諸前提がある中でも手続き自体は滞りなく済んでいってよかったです。
前述の通り住宅ローン控除がないので、全体の1/3以上を最初にスッキリと払ってしまいました。
宅購入契約時に、弊息子の住民票を別邸に移せば、こどもみらい住宅支援事業関係で60万円だか70万円給付されるというアナウンスを受けましたが、そもそも自分の住民票も移さないため、普通に制度を無視する選択をしました。(弊息子は世帯としては配偶者の傘下な一方で、納税面や企業の保険的な意味合いではサイレンの傘下に属すという、さまざまな表面的ねじれも起きていたりもし、働く身には婚姻制度って微妙だなぁ、、の話はいつもしているため今回は飛ばします。)

購入意思決定告知時の配偶者の反応

筆者はそもそもあまり家から出ないので本邸周りの街の変化に疎いのですが、どうやら本邸の隣に何かのモデルルームができそうだというのを教えてくれたのは配偶者でした。(このあとすぐ立地関係の話がでてきます)
後日工事が終わり実際にモデルルームがオープンして、観に降りて行き、買うことにした、と話すと「お外に出る機会が増えそうでよかったね」とのことでした。よかったですね。

別邸を選んだ基準

距離

モデルルームが本邸の隣でした。
ドアtoドア1分で内見をし、即日申し込みをしました。
実際の立地の判断としては、深夜に気分が下がって緊急避難したくなった際を基準に考えました。本邸から歩いていける距離で、条件クリアです。

広さ

ひとりで過ごした時、かつ、たまにしか行かない状態でギリギリ「キチンと感」を保てるコンパクトなサイズで絞って考えました。
2SLDKで65㎡弱、今のところちょうどいいです。

その他

夕暮れが見えそうか、は気にしました。
1年半前にははっきり読めていなかった隣地の開発種類や規模もかなり期待通りで、現状いい空の画角を享受中。

別邸でときどき過ごしてみて

よかったところ

■ 気分転換が自力でやりやすくなりました
それから、例えば本邸で何かありそうな気配があっても、まぁ別邸があるしな、という謎のポジティブが発動し、そもそもの小さいトラブルを未然回避する方向にメンタルが動くという思わぬ効果もあります。
拠点間の移動に際し、少しだけ歩いたり自転車に乗ったりするため、健康面でもお得!
■ ゴミが自力で捨てられるようになりました
以前の住まいと同じく24時間いつでも自由に専用ゴミ置き場に捨てられるスタイルです。これまで曜日に合わせて動けなかったりそもそもゴミの捨て方がわからなかったのが、調べたり試すなど今回の別邸保有を機に自発的にゴミを捨てるということができるようになったんですね~ 行政指定のゴミ袋も買うことができました えらい~
■ 光熱費のしくみを理解しました
初めて自分で払っています。開設手続きから請求処理用法の登録まで、それぞれ調べてやりきった自分をほめています。本来ならもっと若いうちに経験しておくべき、念願のひとり暮らしもどきをワンステップずつ満喫しています。35やぞ。

ちょっとだけ大変なところ

■ 住居費がかかる
■ 仕事育児に加えて実質2邸分のハウスキーピングを要継続
■ 常駐しているわけではないため、一回空間状態をリセットしてから帰る必要がある
(でもあらかたリセットしてから帰ると、次に行ったときに割とさっぱりその日を始められるので、良し悪し)

別邸で気に入っている部分

キッチン

水栓がタッチレスのグースネックで捗っています。
この、「浄水器ビルトイン式ナビッシュ」というやつです。
ビルトイン食洗機もついていますが、使っていません

まな板置き場になっている食洗機に推しとのチェキを入れてみた
最初にちゃんとキッチンを使った日
キッチンドランク立食焼肉部

バスルーム

本邸より若干広い(気がする)。
特に頼んでいないのにReFaのFINE BUBBLE PUREが付いていました。
慢性的に首肩痛があるため、マッサージ用として重宝しています。

シューズインクローゼット

かつてベビーカーだった買い物用の強そうなバギーと、バンド用のハンドキャリーそれから折り畳み自転車もぴったり入る絶妙なサイズでgood。換気窓もついており文句なしでした。しいて言うなら片開きではなく、引き戸が良かった。

たのしいチューニング

クロス

竣工検査等の兼ね合いで、量産白クロス仕上げの引き渡しでした。
引き渡し日と同時に12人の職人さんが入ってくれ、1日半で9種類11箇所のクロス張り替えを仕上げてくれました。確か60万円くらいの追加です。
時々泊まりに行く気分転換用ホテル、といったテイストをやりきるため、非日常に寄せたカラーリングと柄でのあわせなりました。

いぬぴ
クソデカ豆電球
全部屋2パターンの違う柄で張り分け

カーテン

壁と家具に好みを全反映したした分、それらが全部入ってからカーテンの方針を決める判断をし、2週間くらいカーテン無しのさっぱりした環境になっていました。
サイズも特殊だったためオーダーカーテンになりました。本邸では絶対できない、あっちはサテンのグレー、ワークスペースはピンクの重ためのジャガード、こっちはグレージュのレースカーテン、2倍ヒダ、などやりたい放題選んだら思ったよりものすごく高くなってしまって、てへぺろ。
リビングのカーテンレールの位置が高く困っていたのですが、最終的にアイロン台に乗り、限界セルフ設置を慣行しました。

食器

だいぶ前に𝑰𝑵𝑻𝑬𝑹𝑵𝑬𝑻の某北の料理人が言及していたのを見かけてブクマしており、食洗機と暮らすようになったらこれにしようと思っていたARASをひと揃えお迎え。結果的に食洗機を使っていないので、これでなくてよかった説はある。和食でも意外とソリが合う器肌と、割れたら新品と交換してくれる謎のシステム。これを基本に、あとは色々と壊れやすそうな素敵なお皿を好きにお迎えしていっています。

素っ気ない色の食器も、食事側でやりきると映えるので腕次第
コーヒーが淹れやすい細口ケトルはおれたちのYAMAZEN

たのしい家具

ダイニングチェア

張地がグレー~グレージュの、すべて異なるモデルの椅子を入れました。
椅子の脚を金属系で細いので統一できると、空間全体の木目の割合が多くてもトータルでシュッとした方に寄せられて良かったです。

ベッド

ホテルライフに寄せるべく、東京ステーションホテルで気に入って泊まる例の部屋にあるような、ハイバックのヘッドボードがあってフットボードは無い、いわゆる「ハリウッドスタイル」のベッドを探しました。
時間に余裕がある時だけにはなりますが、ピローを背中側に並べて、ヘッドボードにもたれつつのんびり飲む明け方のコーヒーがなんともおいしい。

ネイル台自分で組み立てて結構奮闘した

ワークデスク

W1800×D800のダイニングデスクを、普通の洋室に入れて使っています。
配送の人に、本当にこの部屋に入れていいんですか、と聞かれるなど活動は多岐にわたる。
斜向かい対面でもう一人仕事ができるくらいのゆとりサイズ。
天板が薄くて、見た目のわりに軽やかなのがgood。

缶詰作家部屋のようにしたくて、ベロア素材をプラス
別邸だからできるカラーリング

たのしい家電

家電の購入方針は「比較検討をしない」「秒で決めて秒で買う」でした。
忙しかったのと、どうせ時間を使うなら、他のことをしたかったので。
明るくないジャンルの家電については、美観の優れた人間のオススメを採用したことも結果的に空間形成の方針がブレず、功を奏しました。

洗濯機

日立のドラム。BD-STX130JR(右開き)。洗濯13kg / 乾燥7kg。
タッチパネルが無駄にカラー。
乾燥フィルターがないのが売りポイントらしい。

風アイロン部 (使ってない
画像は日立様公式HPより

冷蔵庫

日立。幅65cm、540L。R-HXCC54T
どうしてもライトゴールドのカラーがよくて、これに。
なぜかカメラがついている。
にこにことした表情でビールを取りだす来訪者の姿が、スマートフォンに転送されてくる仕組み。

画像は日立様公式HPより
一生懸命写りにくる奴ら、おるやん (うで


オーブンレンジ・炊飯器

象印のSTAN.シリーズ。オーブンレンジ  / 炊飯器
元々のリビングのカラーリングを邪魔しない良デザイン。
黒一色より断然締まってこれにしてよかったです。

画像は象印様公式HPより
画像は象印様公式HPより2

掃除機

Panasonicのクリーンドッグ付きコードレス。MC-NS100K
掃除の後にクリーンドッグに戻すと、紙パックにゴミを集塵してくれる形式。たまにしか行かない別邸で、すぐにサッとかけてその日を始めたり、帰る前に軽く空間を手入れするにあまりに気軽。コンパクトな家の掃除をササっとやるのにぴったりの6分間集中お掃除にもってこい。
ドライヤーした後に、洗面所だけすぐ掃除機かけたりなど、ほとんどデバイス扱いの操作ができるのが気に入っています。

画像はPanasonic様公式HPより

スピーカー

Bluetoothでつなげられるやつ。懇意にしている推しがプレゼントしてくれました。持ち運びし放題で音場を広くできるし、見た目のキュートさによらず低音もがっつり。ダスクピンクという色がぽにょい

ペアリングでLRになる
常設棚もパーツからアレンジメントして、施工込みでのご提供という手厚さ

照明

ぽにょ別邸はとにかく暗い。
建築工事側の初期装備として配備されていたダウンライト以外の天井照明がなかったため、2ヶ月ほど大変暗い中で暮らしをやっていました。日が暮れたらお仕事も終わり。見えないので。健康ですね。
その後、さまざまな照明が入りました。AmbientecTOWARDS、あたりを組み合わせています。

新居祝いのシャンパンとAmbientec
ポトフとAmbientec
たこ焼きとAmbientec
リビングに照明入るまで2ヶ月かかってる
奥のAmbientecとモチーフ合わせにできたペンダントはFrancfrancで採掘

たのしいサイン計画

推しの天才デザイナーに、空間サインをつくってもらいました。
プライベートでの制作ならではの気合い&奮闘の様子はこちらのツリーにまとめてあります。良かったらご覧ください。
→ https://handon.club/@S_iRe_N/110445789109074191

ルームサイン
サインボード
ぽにょ別邸サイン計画・意匠 design proposal 2023.SS (全19頁) by 因幡図案室
午後の光

たのしい人生会

ぽにょ別邸を会場とすることもある、
「人生会」と称したささやかなお食事会のご紹介です。
人生の進捗がある人もない人も、家や仕事の話をしましょう。

お手製シュウマイ、トマトとブドウのサラダ、コンソメジュレビシソワーズスープ、真鯛のグレープフルーツカルパッチョ、シーフードとマッシュルームのアヒージョ、他
ベランダはいいぞ
ミートパイ、アクアパッツァ、たまり漬け山芋と生昆布と水菜のサラダ、カレー風味の野菜オープングラタン、豆腐ハンバーグ、たまねぎたっぷりの親子煮、他
食事の準備は5名分くらいが同時最大かな、という実力
4名分のテーブルカードなのになぜか8枚ある件

さいごに

日常と地続きの非日常を手にしてみたい

そんな方は、別邸をご検討いただくか、ぽにょ別邸にお立ち寄りを。
親しくしてくださっているみなさま、またのお越しをお待ちしております。

年末にかけて引き続き更新されていくはんドンクラブアドベントカレンダー2023をお楽しみながら、各位どうぞご健康に、さっぱりと2024をお迎えください。明日はオンオフ共に仲良くしてもらっている、みきさんの記事です!

お読みいただきありがとうございました!


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