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福祉の仕事って、ホントにリモート支援できるんだろうか…

おはようございます。
今朝もいい天気です!
先日は、川西市へ。こじんまりした町でやる地域福祉の実践を見学してきました。
地域課題って、地域で、みんなで、解決する。これぞ福祉!って感じですね。
いろんなことが落ち着いたら、都会じゃない場所で、ぼくもチャレンジしたいです。


さて、今日はリモート(遠隔)支援について。
いつものように思いつきでまとまりないですが、とりあえずアウトプットしてみます。


コロナになり、「在宅勤務」「オンライン」って言葉がハヤるようになりました。
流行語大賞か!ってぐらい使われていて、たしかに三密を避けるためには大事なことだし、外出自粛がかかっていたときは、人との接触を避け、感染を広げないことをみんなで協力していく必要があったので、仕方ないことなんだと思います。

ぼくが仕事をさせてもらっている就労移行支援事業所の業界でも、職業訓練を「在宅訓練」に置き換えるケース、もしくは可能性を探るケースが増えてきていて、こちらでもハヤっています。


緊急事態宣言のときは、みんなが自粛要請を受け入れていたので「在宅訓練」は必要な措置であったと思います。
でも、個人的は、「在宅訓練は一時的な措置」として捉える方が自然なように思います。



そもそも、福祉の仕事ってなんなんでしょうか。
専門的な支援を要する人が受けるサービスで、いわゆる社会的に弱い立場に置かれてしまう人が対象となるものです。

他者との信頼関係をつくっていくのが難しかったり、SOSや困ったことをうまく発信できなかったり、社会や地域とのつながりが薄くなっていたりと、福祉サービスを利用する人は「人的な支援が必要な人」が多いように思います。


先日は、地域ネットワークの集まりで、少しだけ話題提供させてもらいました。

在宅訓練って、メリットとデメリットがあるって話になり、デメリットにあるようなことがリモート支援でできないことをよくよく考えた方がいいように思うと、生意気にながら発言させてもらいました。

200731_就労ネット_コロナと対人援助のコピー



web面談や在宅訓練などのオンライン支援は、インターネットを介した相手からの情報が限定的であるため、相手(障害のある人)の心境や体調、雰囲気など目に見えない情報を汲み取ることが難しいように思います。

(webで見える相手の画面は、上半身、もしくは顔しか見えませんしね…。そこから得られる情報(アセスメント)は限定的ですし…。)


就労移行支援で考えると、職業訓練→就職活動→職場定着の流れで支援を進めていくため、障害のある人のことをよく知る(アセスメントする)ことが最も重要なこととなります。

特に就職は、障害のある人やぼくら支援者にとってはひとつの目標(ゴール?)になりやすいですが、企業からすれば就職というか採用はスタート地点でしかなく、入社してからの成長の伸び代や本人が得意とすること、本人にとっての働きやすい職場環境とはなにかなど、障害のあるご本人のことを深く知って仕事に活かしていきたいと思うものです。

そう考えると、ぼくら支援者は障害のある人のことを「よく知っておく」必要があって、いろんな場面を共有したり、一緒に体験したり、一緒に悩んだり考えたりしたりと、リアルな場面でご本人のことを「多面的に知る」ってことが求められるように思います。



最近、他の就労移行支援事業所の取り組みや動きを見ていると、「在宅訓練」をトレンドのように扱うところが多いような気がして、ちょっとモヤモヤしております…。


まぁ、ぼくがとやかく言うことではないですが、「オフラインの良さ」をぼくは再確認したいし、そこをさらにレベルアップすることに注力したい。


自分に言い聞かせるつもりで書いておこうと思います。

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