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社会福祉法人すいせいの岸田さんに会ってきた!

おはようございます。
寒くなり、鍋がおいしい季節になりましたね。
キムチ、もつ、ごまみそ、あごだし、豆乳、カレー、などなど…。
最近は、鍋スープの種類がめっちゃ豊富。選ぶのもなかなか楽しいものです。
オススメは、やっぱりキムチ鍋です!

 

さて、先日、社会福祉法人すいせいの理事長、岸田さんにお会いしてきました。
理由は、新しくオープンされたcafe iiyoを見たくて!

岸田さんたちの熱い想いがつまったcafe iiyoは、想像以上に素敵な場所でした。
見学して感じたことをご紹介したいと思います。

cafe iiyo(カフェいいよ)

「サードプレイスとしてゆっくり社会に溶け込んでいけるコミュニティ」をテーマに開設されたcafe iiyo。

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就労継続支援B型で運営をされていますが、いわゆる「福祉施設」って感じの雰囲気はどこにもありません。
まぁ、簡単に言うと、古民家をリフォームした「おしゃれカフェ」です。
https://www.sfsuisei.org/info/iiyo/

店内は、カウンター、テーブル席、座敷の3つがあって、全部で14席ほど。
こじんまりした店内は、ゆったりとした時間が流れていて、ほっと一息できる場所です。

また、座敷ではaiboもお出迎え。

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つぶらな瞳がなんとも言えず、きゅんきゅんと鳴く声はこちらがキュンキュンしてしまいます。
cafe iiyoができるまでは、法人内の事業所で飼われていたとかで、コミュニケーションが苦手な方もaiboとはたくさん話せて、自分の気持ちをオープンにできるようです。

ロボットですけど、ペットの力は大きいですね。

岸田さんに、値段とエサ代(維持費)を聞いたら、なんとかなりそうと思えてきました。
僕の事業所でも買おう(いや、飼おう)かな…。
aiboを見ていると、利用者の方の支援に活かせそうなことがいろいろありそうに思えてきました。

開設した想い

すいせいは、生活習慣マネメジメントから就労支援、職場定着支援と、利用者の方の個別ニーズに応えられるよう、運営する事業所を「目的ごと」に分けておられます。
https://www.sfsuisei.org/info/knowhow-html/

 

ホームページの図を見ると、スモールステップで進められる良さを感じ、ニーズごとにたくさんの選択肢があるのは当事者の方にとっても選びやすいように思います。

ただ、岸田さんはステップ2以降はいわゆる「施設っぽさ」があると思っておられ、ステップ1の民家で運営する地域活動支援センターとステップ2の軽作業を行う就労継続支援B型の間に位置付けする「施設っぽくない居場所」を作りたいってことでcafe iiyoを開設されました。

「社会とのつながり」が実感でき、「カフェスタッフ」として働けて、「自分のペース」を尊重してもらえる。

施設っぽくない場所なら「今まで通所できなかった人」も、障害に限らず「社会で孤立している人」とも、出会えるんじゃないか。
そんな想いでスタートされたようです。

ちなみに「cafe iiyo」の名前は、スタッフからアイデア募って決めたとかで、スタッフの想いもたくさん詰まったお店になっています。

地域の人と一緒に創る「地域参加型cafe」

『ぼっち』をなくすまで、いろんな人を繋ぎ紡ぐまで」が岸田さんの想い。

・iiyoの離れでイベントを開催したい
・地域の人たちの新たな出会いの場にしたい
・ふらっと立ち寄れす場所にしたい
・地元の小学校など、子どもたちにとっての学びの場にしたい

話し出したら止まらない岸田さん。熱い想いは溢れ出てました。

また、カフェの隣には、いい感じの「離れ」があります。
なかには部屋が2つあり、こじんまりしたスペースは色んな交流が生まれそうです。

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オープン前には、離れの壁を地域の人や子どもたちと一緒に白く塗ったみたいで、いろんな人に参加してもらったとかで。
自分で塗った壁、自分が参画した場所なら、地域のみんなが立ち寄りやすくなりそうですね。

それに、cafe iiyoには大きな庭があります。
実際行くと分かりますが、思った以上にでっかいです。
まだ何も手付かずとかで、地域の人と一緒になって庭の使い方をこれから探っていくようです。


cafe iiyoは9月にオープンしたものの、まだまだ未完成なところもあって…。
地域の人と一緒に創る「地域参加型cafe」。

これからの発展が、とても楽しみです!

社会福祉法人のこれから

岸田さんとお会いして、「福祉の仕事ってなんやろ?」って思うことがたくさんありました。

cafe iiyoって「ぼっちをなくす」がテーマですが、それって障害の有無に関係なく誰にでも当てはまることが多い気がして…。

人には、生まれ育った地域や慣れ親しんだ場所が個々それぞれにあります。
その地域は、都会で便利だとか、田舎で空気がおいしいとか、人によって居心地の良さに違いはあっても、その地域はその人にとってはとても大切な場所です。

コロナになり、人と人との接触が制限され、「孤独」を感じる人は増えたのかもしれません。
人は、一人では生きていけないし、一人で仕事したり暮らしたりすることは結構難しいもので、誰かと繋がっているからこそ、生活が充実したり人から得られる温もりの良さを感じるんだと思います。

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きっと、cafe iiyoの取り組みは、コロナになった今の現代社会にピッタリな場所なんだと思います。

「ぼっち」をなくし、誰かが誰かを自然と支え合い、役割を感じる中で自信を持ち、地域の中で一人ひとりがその人らしく生きていける地域社会を創っていく。

そんな社会創造するのが「社会福祉法人の仕事」。
岸田さんとたくさん話し、改めて勉強になった時間でした。

地域課題を解決する社会福祉法人。
すいせいさんに負けないよう、僕らもがんばらないといけないですね。

岸田さん、cafe iiyoの皆さん。
お忙しい中、本当にありがとうございました!

また、コーヒー飲みに行きます!

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