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多様性の流れが加速する時代、障害福祉で働く人も多様な価値観で…

「多様性」「多様化」という言葉。
ひと昔前よりはよく聞く言葉になり、良いも悪いもよく使われるようになったと思います。

障害福祉の現場でも、福祉サービスを使う利用者の方の障害特性は多様化し、生まれ育った環境も、ご本人やご家族のニーズも、全てが多様化していて、支援現場において「答えのないこと」は何かと多くなりました。

これからも、お客さんとなる利用者の方が多様化していく流れなら、支援者として働く人も多様な人で構成されたチームが望ましいように感じ、多様な価値観のあるチーム、多様な経験やバックグラウンドのあるチームは、利用者の方への支援の質やQOL向上に寄与することは多いように思います。

多様なチームは、利用者の方のニーズに対して柔軟な対応ができるようになりそうです。ただ、その一方で、マネジメントの視点で考えると、多様なチームで合意形成するには時間がかかったり、支援の方針や内容を統一することに時間と労力かかることは結構あるあるだったりします。

同調圧力とは言わずとも、同じ想いや背景で働くチームとは別に、多様な価値観で構成するチームは支援を前に進めるための諸々を統一させる難しさを潜んでもいて、「多様性」は良い時もあれば悪いとは言わずとも、理想とは違った形でチーム支援やマネジメントのあり方を悩ましくすることもあったりします。

「多様性」という言葉は、思った以上に奥が深く、ある意味でとても魅力的な言葉です。多様性という言葉の本来的な意味やよくある先入観は一旦置いておいて、ニュートラルな気持ちで多様性と向き合い、支援者は柔軟な考え方で多様性という言葉と付き合っていくことが良さそうな気がしてます。

個人的には、日々の仕事でお世話になってる中小企業の社長さんからは、「チームをごちゃまぜにしていきたい!」とよくお聞きしていて、どっちかっていうと、僕もそっち路線で進めたいなぁって思います。

個々の多様なチカラをチームで融合させ、個々の強みを活かして最大化するチームであり続けたい。
日々の仕事の中で、最近はそんなふうに思います。

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