私は有名人になりたい

私は有名人になりたい。
有名人になったら様々なことができるようになる。

もし私が200万人以上のフォロワーをたずさえる超究極電子世界有名人スーパーアルティメットソーシャルネットワークインフルエンサーだった場合を想像してみる。

ある時、ものすごく下ネタが言いたくなったとする。
私がツイート画面を開き、スマートフォンの画面を左→上→下のようにスワイプすると「ちんこ」という文字が表れる。

その流れのままツイートするボタンを押すとみるみるうちにいいねは増えていき、ものの数十分で1万いいねを越えるだろう。

またある時、ギャンブルで無一文になったとする。
私がツイートで「お金が無くなったのでPayPay送金してください」と一言言うだけで数十万円は即時獲得できるだろう。

だかしかし、このようにメリットばかりだと思ったら大間違いである。
私はHIKAKINやSEIKINやtoukai on airの動画を見ていて、有名人に共通するあるデメリットに気づいたのだ。

それは街中で声をかけられること。

時間がある時なら「俺有名人やなぁ^〜」と優越感に浸れるかもしれないが、急いでる時に話しかけられたらどうだろう。

ポンポン立つスタンディング〜。

数々のヒット作を生み出し有名人となった宮崎駿もこれに関しては同意見なようで、このことに関する映画を作ったらしい。
皮肉にもその映画は流行ってしまい、宮崎駿の知名度も上がってしまった。

ちなみにその映画のタイトルは「腹立ちぬ」である。

私はこれまで有名人になりたいと言っていたが、それは実際のところ嘘なのかもしれない。

匿名でSNSを利用したいというのと有名人になりたいというこの2つの願望は同時に叶うことは無い。

そんなことをまたこの匿名ブログの「note」で描いている自分は、知らず知らずのうちに前者の方を選んでいるのかもしれない。


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